年々増す台風や突風の被害。
「朝見たらシャッターが斜めに傾いていた」「台風の夜からガレージのシャッターが全く開かない」「スラット(シャッター板)がグシャグシャになっていた」
こんなお困りごとは、決して他人事ではありません。
関西地方は特に大型台風が直撃しやすい地域。
ここ数年、「台風被害でシャッターが壊れた」というご相談も数多くいただいています。
なぜここまで多くの被害が出てしまうのでしょうか?
そして、いざ被害にあったとき、“まず何をすべきか” “絶対やってはいけないことは何か”それらをこのコラムでは徹底解説していきます。
「まずは落ち着いて、この記事を最後まで読んでください。
大切な資産とご自身の安全を守る最善の手順、プロ目線で余すところなくご案内します。」
台風で“よくあるシャッター被害”の実例と危険性
台風や突風のあと、想像以上に多く発生するシャッターのトラブル。
なかには「普段の点検では何ともなかったのに、一晩でこんなに…」と驚く方も少なくありません。
ここでは、シャッター119に日々寄せられる「典型的な被害パターン」や、そのとき現場でどういった危険が潜んでいるか、リアルな実例とともにご紹介します。
■ 台風・強風で多発するシャッタートラブル例
まずは実際によくご相談をいただく被害例からご紹介します。
- シャッターが「斜め」になってレールから外れかけている
- ガイドレール(左右の溝部分)が曲がり、スラットが脱線・歪んで動かない
- スラット自体が変形、バタンと異音がする/途中で止まる
- 台風後に電動シャッターが全く動かない(制御盤エラーやモーター不良)
- シャッターが強風で「内側」に押し込まれ破損(内圧破壊)
- 停電でシャッターが動かなくなった(非常用バッテリー不作動)
- 途中で止まって開閉できない(障害物センサー・リミットスイッチ異常)
台風被害は、「物理的破損」と「電気系統の故障」に大別されます。
大切なのは、「台風後はすぐに操作せず、まず安全確認から」ということです。
シャッター被害時、まず何を確認すればいい?
「見た目が少し歪んでいるだけ…」「とりあえず開けてみよう」
この“とりあえず”が大きな事故や高額修理の原因になることも。
台風被害後のシャッターは、目視では判断しづらいダメージを受けている場合が多く、無理に動かしたり、すぐ分解しようとすると二次被害につながります。
ここでは、「安全を守りながら、どこをどうチェックすればいいか」を徹底的に解説します。
手動・電動どちらのシャッターでも、状態把握の基本は同じ。
「危険な兆候を見逃さず、正しい判断を」焦らず、丁寧に確認することが、賢いオーナー・担当者の鉄則です。
1. シャッター本体の状態チェック
- シャッターが明らかに傾いていないか
- スラットが外れていたり、波打っていないか
- レールに歪み・浮き・曲がりはないか
- 途中で止まっていないか(開閉途中でスタック)
危険ポイント:
- レールからシャッターが完全に外れかけていたら、無理に触らず即プロへ
- 斜め状態で止まっている場合も、重みで落下リスクがあり危険。絶対に手を出さない
2. 電動シャッターの場合の追加チェック
- 電源は入っているか(停電・ブレーカー落ちていないか)
- 操作盤やリモコンにエラーコードや警告ランプが出ていないか
- シャッター下部・レール周りに異物が挟まっていないか
- 異音や焦げ臭い匂いがしないか(モーター過熱など)
→どれか一つでも「不安」「異常あり」と思ったら、無理な操作はNGです。
台風後の応急処置(軽微な場合に限る)
軽度な被害で「自分でも何とかできそう」という場合、正しい応急処置ができれば一時的にシャッターの利用や被害拡大を防ぐことが可能です。
ただし、応急対応には“できること・絶対にやってはいけないこと”の線引きが肝心。無理をすれば逆に修理費が高額になることも珍しくありません。
「安全を守りながらできる範囲」「どんな小さな作業も自己責任で慎重に」をキーワードに、手動・電動シャッター別の応急処置ポイントをまとめました。
また、ついやりがちな“NG行動”も具体的に列挙していますので、「これならやっても大丈夫」「これはプロに任せよう」と冷静に判断してください。
1. 手動シャッターの場合
- レール内に砂や葉っぱ・小枝などが詰まっていないか確認、軍手・掃除用具で除去(無理に奥まで手を入れない)
- シャッター表面に付着した泥は乾いた布で軽く拭き取る
- 開閉時の異音が小さい場合はシリコンスプレーで注油(※油分は絶対つけすぎ注意!ベタベタは逆効果です)
2. 電動シャッターの場合
- 制御盤を一度OFF→ONにし、再起動を試す
- 操作盤のエラーコードが消えたか確認(メーカー毎に解除手順は異なるので説明書も確認)
- リモコン電池を新品に交換(電波障害や単なる電池切れが意外と多い)
- センサー周辺のゴミ・水滴を乾いた布で拭く(誤検知防止)
3. やってはいけないこと・絶対NG行動
- 斜めや歪んだシャッターを“力ずく”で上げ下げしない
- レールから外れたシャッターを無理に押し戻さない
- 電動シャッターの内部(制御盤・モーター)を素人判断で分解しない
- 落下・倒壊しそうな状況でシャッター周辺に立ち入らない
→これらは二次被害・重大事故の元です。異常を感じたら「触らず即プロへ」が安全です。
「自力で修理できる?」の判断基準
「これくらいなら自分で直せそう…」「費用を抑えたいし、DIYで挑戦してみようか」
その気持ちはよく分かりますが、台風被害後のシャッター修理は意外な“落とし穴”がたくさん。
ちょっとした歪みや不調でも、実際に分解してみると想像以上に複雑だったり、怪我や二次故障を招く例も。
ここでは、「どこまでが自力でできて、どこから先は絶対プロに頼むべきか?」の明確な線引きを、現場経験に基づいて詳しく解説します。
「やってみて失敗」「結果的に高くついた」と後悔しないためにも、ぜひご確認ください。
■自力で修理できるかの判断基準
- シャッターが完全に斜めになっている、外れかけている
- スラット(板)がグシャグシャ・波打ち・大きく歪んでいる
- レールそのものが曲がっている
- モーター異常音や焦げ臭い匂いがする
- 制御盤のエラーが何度リセットしても消えない
- 電動シャッターが全く反応しない
DIYで無理をすると、修理費用が倍増・二次被害が拡大する危険性があります。
台風被害でのシャッター修理費用の相場
「修理にはどのくらいお金がかかるの?」
これは被災直後のお問い合わせで一番多いご質問です。
被害の規模や部品の種類、シャッターのタイプ(手動・電動)によって費用幅は大きく異なりますが、あらかじめおおよその相場を知っておくことで、「見積もりで慌てる」「高額請求されて戸惑う」といったトラブルを避けられます。
そこで、軽度な掃除や調整から本体交換レベルまで、よくある修理パターンごとに相場感・費用目安を分かりやすく整理しました。
「どのレベルなら保険適用も期待できるのか」「どのくらいの修理なら実費で済みそうか」など、予算計画の参考にもご活用ください。
1. 軽度な修理(応急処置/部品交換のみ)
- レールやシャッター表面の清掃・注油:4,200円~1万円程度
- スラット一部交換(1~2枚のみ):20,000円~50,000円
- ガイドレールの軽度曲がり修正:10,000円~30,000円
2. 中度の修理(複数部品交換や一部補修)
- スラット複数交換・歪み矯正:50,000円~100,000円
- レール交換・補修:30,000円~60,000円
- モーター・制御盤不良の修理:30,000円~100,000円
3. 重度の修理(本体交換レベル)
- シャッター全交換(手動):200,000円~300,000円
- シャッター全交換(電動):300,000円~600,000円
- 特殊・大型シャッターの場合は1,000,000円以上も
【※注意※】
台風直後は修理依頼が殺到し、値上がりする場合や順番待ちも発生します。
早めの見積もり・予約が費用・復旧の両面でお得です。
火災保険(風災補償)の使い方と申請のコツ
「保険って本当に使えるの?どこまでカバーされるの?」
台風被害で壊れたシャッターの修理費用が火災保険の「風災補償」でカバーできるのか、仕組みや申請手順が分からず不安に思う方が非常に多いです。
実際、正しく申請すれば大きな負担軽減になる一方、ポイントを押さえないと保険金が下りない、書類不備で遅れる…といった落とし穴も。
ここでは、「風災特約」の適用条件や、失敗しないための申請準備・コツを、具体例を交えて分かりやすくまとめています。
修理業者選びとも密接に関わるので、「保険申請のイロハ」を知っておくことは、賢い復旧の大きな武器になるはずです。
1. 適用条件・ポイント
- 火災保険の「風災特約」付きか必ず確認
- 損害額が20万円以上で保険金が下りるケースが多い
- 保険会社によっては風速20m/s以上が条件のことも
- 物件住所が「風災エリア」に該当しているかも確認
2. 申請手順(失敗しないコツ)
- まずは被害箇所を「写真」で記録(遠景・近景・被災状況・全体と詳細の両方)
- 保険会社へ連絡、必要書類を確認
- 業者から修理見積書を取得(保険会社指定の様式があれば対応)
- 書類一式を提出→現地調査(保険会社や鑑定人の確認が入る場合あり)
- 修理後は領収書も提出
- 申請から入金まで1週間~1か月前後が目安
3. よくある注意点
- 修理「前」に必ず写真を!
(修理後の申請もできるが、証拠がないと認定されにくい) - 20万円未満の小修理だと保険適用外のケースがある
- 保険で修理する場合、一部負担金(免責額)が設定されていることも
- 迷ったら修理業者に相談(保険対応の実績が豊富な業者なら書類作成も手伝える)
シャッター119ならではの台風被害サポートの強み
「どの業者に頼んだら安全か分からない」「見積もりや保険の書類も全部サポートしてほしい」
台風被害の直後は、とにかく「安心・迅速・的確」に復旧できるパートナー選びが最重要ポイントです。
シャッター119では、関西エリア全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)・24時間体制での緊急対応はもちろん、保険申請のノウハウ・書類作成・現場調査までトータルでサポートしています。
- 関西全域・最短即日出動:大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山まで全域対応
- 24時間365日受付・緊急対応可:夜間・休日でも安心の相談体制
- 経験豊富な自社スタッフが直接現地対応:全メーカー・全機種OK
- 明朗会計&安心価格:基本料金4,200円~。見積無料、キャンセル料も一切不要
- 火災保険申請サポート実績多数:見積書や被害写真の作成もご相談可
- 応急処置~本格修理・全交換まで一括対応:スラット・レール・モーター・制御盤など全てのパーツに精通
- 工事後のアフターサービス・保証も充実:修理後も困ったら即ご相談OK
台風や強風などでシャッターに被害を受けたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

台風で被害を受けたら…“早めの行動”が一番の復旧策
「また後でいいか…」「来週にでも連絡しよう」この“ちょっとした後回し”が、実は復旧の遅れ・二次被害・高額修理へとつながるリスクになります。
台風後のシャッター修理は、とにかく「早めの安全確認・業者連絡・復旧予約」が肝心。
そこで、「なぜ今すぐ動くべきなのか」「後回しにするとどんなデメリットがあるのか」を、現場の実例・リアルな依頼状況を交えてご説明します。
「もう大丈夫」と思っても、台風の後こそ行動が最も重要です。
後悔のないよう、賢い復旧・備えのヒントをしっかり押さえておきましょう。
- 台風後はまず安全確認。 倒壊・落下の危険があれば絶対に近寄らず、感電の恐れがあれば電源を落とす。
- 自分で触れるのは軽度の掃除・注油まで。 斜め・外れ・重度の破損はプロへ任せる。
- 修理依頼は「早い者勝ち」。 台風直後は依頼殺到、順番待ちリスク。できるだけ早めに業者連絡を。
- 修理費用は状況次第で幅広い。 「軽度な修理」から「本体交換」まで、相場感を掴んでおくと安心。
- 火災保険(風災特約)が使えるか必ず確認。 写真と見積書の準備を忘れずに。
- 悪徳業者にも注意。 相見積もり推奨。高額請求やいい加減な工事の被害に遭わないよう、信頼できる業者を選ぶ。
今後の台風シーズンに備えて~予防策もご紹介
「直ったからもう安心!」そう思いがちですが、台風や強風は毎年やってくるもの。
せっかく修理したシャッターも、日々のメンテナンスや事前の備えを怠れば、また同じトラブルが繰り返されるリスクがあります。
そこで、今後の被害を最小限に食い止めるための予防策・備えのアイデアをピックアップしました。
定期点検・耐風補強・保険見直しなど、すぐに始められるものから将来を見据えた対策まで、「備えあれば憂いなし」の考え方でご案内します。
- 定期的なシャッター点検・メンテナンスを。 小さな歪み・サビ・異音は早期修理で被害拡大を防止。
- 耐風補強グッズ(シャッターガード等)の活用や、老朽シャッターは耐風型に交換も検討を。
- 火災保険の内容を見直し、風災補償の有無・免責条件を今のうちにチェック。
まとめ&お問い合わせのご案内
台風や強風によるシャッター被害は、誰にとっても突然のトラブルですが、まずは慌てず「ご自身の安全第一」で行動してください。
落下や倒壊の危険がある場合は決して近づかず、電動シャッターならブレーカーを落としておきましょう。
軽度の詰まりや汚れは自分で除去できる場合もありますが、
- シャッターが斜め・外れかけている
- レールやスラットが曲がっている
- 異音やエラー表示が出ている
こういった際は「無理せず早めにプロへ依頼」することが重要です。
修理費用の目安は、
- 軽度の補修で数千円~1万円台
- 部品交換が必要なら1~5万円程度
- 本体交換は10万円以上かかることも。
高額な修理の際は、火災保険の「風災補償」が使えるケースが多いため、証拠写真や見積書を揃えて申請しましょう。
なお、保険は20万円以上の損害でないと適用されない場合もあります。
迷ったら修理業者や保険会社に相談してください。
「シャッター119」は関西エリア全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)で24時間受付・迅速対応。
台風後の困った!を経験豊富なスタッフがサポートします。
小さな修理から保険申請まで安心してご相談ください。
台風被害のシャッター修理は、慌てず安全に。
困ったらまず、シャッター119までお気軽にご連絡ください。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
