シャッターが上がりすぎてボックスの中に入ってしまった場合
電動シャッターが止まるべき位置で止まらず、スラット(シャッター本体を構成する細長い板)がシャッターボックスの中まで巻き込まれてしまうトラブルは、商業施設や倉庫、工場の重量シャッターでよく発生します。
この状態になると、スイッチを押してもシャッターが下がらない、途中で止まる、異音がするといった症状が出ます。放置するとスラットの変形やモーターの故障につながり、修理費用が高額になる可能性があるため、早めの対処が必要です。
本記事では、シャッターが巻き込まれてしまう原因と、乱巻き・逆巻きといった状態の直し方、専門業者に依頼すべきケースについて解説します。
よくある症状
- 上限を超えてシャッターが巻き上がり、スラットの先端がボックス内に入り込んだ
- 「閉」のスイッチを押しても下がらない、または途中で止まる
- 巻き取り時にガタガタ・バキバキといった異音がする
- スラットが斜めになったり、ガイドレールから外れたりしている
原因:リミットの故障
シャッターが上がりすぎる最も多い原因は、「リミット」の故障です。リミットとは、シャッターの上限と下限の停止位置を記憶し、その位置に達したらモーターを止める装置のことです。これが正しく働かなくなると、上限を超えても巻き上げ続けてしまい、スラットがボックスの中に巻き込まれます。
リミット故障の具体的な原因と対策は次のとおりです。
| 原因 | 症状 | 対策 |
|---|---|---|
| 開閉器の故障 | 設定した位置で止まらない、動作が不安定 | 開閉器の交換 |
| ポテンションメーターの故障 | 停止位置がずれる、毎回止まる位置が変わる | ポテンションメーターの交換 |
| リミットの設定ずれ | 以前より止まる位置が高くなった | 停止位置の再調整 |
開閉器の故障
開閉器は、モーターの回転や停止を制御する装置です。内部の接点やブレーキが劣化すると、リミットの信号を受けても止まらなくなることがあります。経年劣化のほか、落雷による電気系統のダメージが原因になるケースもあります。

ポテンションメーターの故障
ポテンションメーターは、シャッターが今どの位置にあるかを検知するセンサーです。シャフト(巻き取り軸)の回転量を読み取って位置を割り出しているため、これが故障すると正確な停止位置を認識できなくなり、上限を超えて巻き上げてしまいます。三和シャッターなど多くのメーカーの電動シャッターに搭載されており、交換で改善するケースがほとんどです。

リミットの設定ずれ
部品自体は正常でも、長年の使用やスラットの伸びによって、停止位置の設定が少しずつずれることがあります。この場合は部品交換ではなく、リミットの再設定で直ります。
復旧方法:乱巻き・逆巻きの対処
シャッターが上がりすぎてボックスの中に入ってしまうと、「乱巻き」や「逆巻き」という状態になります。どちらもシャッターが正常に開閉できなくなるため、早急な復旧が必要です。
| 状態 | 内容 | 直し方 |
|---|---|---|
| 乱巻き | スラットがシャフトに均等に巻き取られず、巻き方が不規則になっている | シャッターを一度完全に下ろし、正しく巻き直す |
| 逆巻き | スラットが本来と逆方向に巻かれてしまい、開閉できない | 巻き方向を修正し、シャッターベルトを正しい向きにセットし直す |
乱巻きの直し方
乱巻きは、スラットの一部がシャフトに引っかかったまま巻き取られることで起こります。一度シャッターを完全に下ろし、シャフトへの巻き付きをまっすぐに整えてから巻き直すことで復旧します。巻き癖が強い場合や、スラットが変形している場合は、スラットの修正や交換が必要です。
逆巻きの直し方
逆巻きは、シャッターが上限を超えて巻き上がり、スラットがシャフトの反対側に回り込んでしまった状態です。この場合は、シャッターベルト(スラットとシャフトをつなぎ、巻き上げの起点になるベルト)を正しい方向にセットし直す必要があります。
ベルトの付け直しにはシャッターボックスを開けて内部の作業を行うため、高所作業と電気の知識が必要です。

復旧後に必ず行うこと
乱巻きや逆巻きを直しても、原因となったリミットの故障を放置すると再発します。復旧と同時に、開閉器やポテンションメーターの点検・交換、リミットの再設定を行うことが大切です。
自分で直す前に確認したいこと
巻き込みトラブルは、無理に動かすと状態が悪化します。業者に連絡する前に、次の点を確認してください。
- スイッチの操作をやめ、電源を切る(繰り返し動かすとスラットがさらに変形します)
- スラットを手で引っ張らない(シャフトやベルトを傷める原因になります)
- 異音や焦げたにおいがある場合は、モーターの故障が疑われるため触らない
- 手動のチェーンやハンドルがある場合も、巻き込み状態では無理に操作しない
シャッターボックスの中は高所で、シャフトやバネには強い力がかかっています。自力での修理はけがのリスクが高いため、専門業者に依頼するのが安全です。
シャッター専門業者を利用
シャッターの巻き込みトラブルは、リミットの診断、部品交換、巻き直しと複数の作業が必要になるため、自力での修理は困難です。シャッター119は、関西・東海エリア全域即日対応が可能なシャッター修理・交換の専門業者です。電動シャッターの巻き込みや乱巻き・逆巻きの復旧に数多く対応しています。
シャッター119のメリット
- 迅速な対応:お電話1本で最短20分で現場に駆けつけ、営業への影響を最小限に抑えます
- 専門知識とスキル:三和・文化・東洋など主要メーカーの電動シャッターに精通した経験豊富なスタッフが対応します
- 原因から解決:巻き直しだけでなく、開閉器やポテンションメーターの交換、リミットの再設定まで一度に行い、再発を防ぎます
- 無料見積り:現地調査とお見積りは無料で、修理と交換どちらが安いかもご提案します
- 安心のアフターサポート:修理後のフォローアップも万全です
結論
シャッターが上がりすぎてボックスの中に入ってしまう問題は、開閉器やポテンションメーターの故障によるリミットの不具合が主な原因で、それに伴って乱巻きや逆巻きが起こります。
復旧には巻き直しとベルトのセットし直しが必要で、さらに再発を防ぐためには原因となった部品の交換やリミットの再設定が欠かせません。高所での作業や電気系統の点検が伴うため、自力での修理はおすすめできません。
シャッターが下がらない、巻き込まれてしまったという際は、ぜひシャッター119にご相談ください。迅速かつ確実に復旧いたします。



