近年、関西圏でも異常気象による影響か、台風や突発的な暴風による車庫シャッターの破損トラブルが急増しています。
「ガレージシャッターが強風で外れた」
「スラットが曲がって車を出せなくなった」
「台風でレールごと歪んだ」
こういったことが皆さまの身近な話題になっていませんか?
普段は愛車や店舗・倉庫の資産を守るはずのシャッター。
実は“風”の力には意外と弱い部分があるんです。
本コラムでは、DIYでできる簡単補強策から、プロによる本格耐風工事まで、「失敗しない車庫シャッターの風対策」を徹底解説します。
「もう台風で泣きたくない…」という方、必読です!
シャッターが風で壊れる“典型パターン”と実際の被害例
まずはなぜ車庫シャッターが風で壊れるのか、その“仕組み”を正しく知っておきましょう
これが分かれば、効果的な対策も立てやすくなります。
強風による故障の主な原因・被害例:
- 強い風圧でスラット(羽板)がバタつき、ガイドレールから外れる
- シャッター本体が歪み・変形し、途中で止まる・開閉不能になる
- 突風でシャッターが持ち上がり、ガイドレール上部から脱線・落下
- 風とともに飛来したゴミや小石がレールに詰まり、異音・破損の原因に
- 古いシャッターは錆や部品劣化で風圧に耐えきれず一発で大破
- 最悪、風で開いた隙間から雨水・泥がガレージ内に侵入し二次被害
特に、大型シャッターや連装(ワイド)シャッターほど風の影響を受けやすいのが現実。
戸建て住宅のガレージでも例外ではありません。
「前は何ともなかったのに、今年の台風でいきなり…」そんな方がとても多いです。
こちらは実際にシャッター119で対応した強風によってシャッターが壊れてしまい、修理を行ったという事例です。
参考までにぜひご覧ください。
・大阪府大阪市 風でシャッターが柱から外れて巻き上げられない修理事例
台風前に必ずやっておきたい!車庫シャッターの“基本風対策”
日常的な備えを怠ると、いざ台風が来たときに取り返しがつかない事態になりかねません。
まずは専門業者でなくても今日からできる“基本の風対策”を押さえておきましょう。
台風・強風直前に絶対やるべきこと:
- シャッターを必ず“全閉”+“施錠”する(半開き厳禁)
- 周囲の飛ばされやすい物(植木鉢・自転車・工具等)はすべて室内に移動
- 電動シャッターの場合は、落雷や停電時に備えて“主電源をOFF”に(誤作動・感電防止)
- 停電時に手動開閉に切り替える方法を“必ず事前に確認”しておく(説明書も手元に)
- ガイドレール内や下部の“ゴミ・砂・枯れ葉”などをしっかり掃除しておく
◯ワンポイント
特に「ガイドレールの砂・泥詰まり」は、強風時に“レール外れ”“巻き上げ不能”などのトラブルを招く大きな原因です。
面倒でも、台風シーズン前には掃除と点検を習慣にしましょう。
車庫シャッター本体の“事前点検・メンテナンス”が最重要
「ちゃんと閉めてるのに、なぜ壊れるの?」
それは“シャッター本体そのもの”が既に劣化していて、風圧に耐えられる状態じゃなかったからかもしれません。
点検すべきポイント:
- スラットやガイドレールに歪み・サビ・亀裂・グラつきがないか
- 開閉時に異音(バタン、ギシギシ、引っかかり音など)がしないか
- シャッターがスムーズに上下するか、途中で重くなる箇所はないか
- スラットがレール内できつくなっていないか(砂・泥で固着していないか)
- ロック(施錠)がきちんと掛かるか(劣化した鍵は要注意)
もし一つでも気になる症状があれば、早めにメンテナンス・修理依頼を。
経年劣化したシャッターほど、わずかな風で一気に破損・落下のリスクが高まります。
DIYでできる車庫シャッターの耐風補強【具体的な方法集】
「できれば自分で安く対策したい!」
そんな方のために、市販品や身近な道具を使った“簡単耐風補強”のコツをまとめました。
1. シャッターガード(耐風バー)の取り付け
- シャッター室内側(下部)に市販の“シャッターガード”を装着
- 風圧でスラットがバタつき、レールから外れるのを防ぐ
- アルミ製やスチール製などタイプあり。着脱も工具いらずで簡単(多くはネジ止め不要)
- DIYでも可能だが、“対応機種”を必ず確認(手動のガレージ用が中心/窓シャッターや一部電動は不可)
2. 緩衝材(クッション材・段ボール)の活用
- ガイドレールとスラットの隙間に“弾力材”を30cm間隔で差し込む
- 風圧でスラットがガタつき外れるリスクを軽減できる
- 材料はスポンジ状クッション・硬めの布・折りたたんだ段ボールなど(太すぎると逆に閉まらないので要調整)
- 対策後は必ず“開閉テスト”を行い、動きや安全に問題がないか確認
3. 土嚢(どのう)や重しで下端スラットを固定
- シャッターの両端(ガイドレール際)に土嚢や砂袋を設置
- 風で下端が持ち上がるのを抑え、吹き込みによる浮き上がり・バタつきを防ぐ
- 特に床がコンクリ・アスファルトのガレージで有効。降雨時は水はけを確保し土嚢が流されないように注意
4. 応急的な補強ロープ・バンド使用
- 室内側からシャッター全体に“しっかりとロープやベルトを巻きつける”
- 風でスラットが外れる、または大きくバタつくのを抑制
- これはあくまで“一時的な応急処置”です。長期間の固定や強風直撃時はプロ補強を推奨
【※注意※】
DIY補強は「軽度~中程度の台風」に“応急策”として有効ですが、想定以上の暴風・突風には十分でない場合も多いです。
不安な場合、事前に専門業者へご相談ください。
補強部材・耐風パーツ選びの注意点(DIY派のためのQ&A)
DIY対策の際には、「どの補強部材が自分のシャッターに合うのか」を見極めることが重要です。
ここでは選び方のチェックポイントをQ&A形式でご紹介します。
Q1:シャッターガードはどのシャッターにも付けられますか?
A. いいえ。手動ガレージシャッター(横幅200~300cm程度)向けが中心で、窓用・小型・電動・重量タイプには不適合なケースが多いです。必ず「対応機種」「スラット形状」「メーカー型番」等を確認しましょう。
Q2:補強材をつけたまま開閉できますか?
A. シャッターガードや緩衝材は、原則として台風のたびに“取り付け・取り外し”する使い方が推奨されます。つけたまま開閉すると故障や動作不良の原因に。必ず「使用時のみ装着」の習慣を!
Q3:電動シャッターの場合はどうすれば?
A. 電動シャッターは構造が複雑なので、DIYで補強パーツを安易に付けるのは危険です。誤作動や破損リスクが高いため、必ず専門業者に相談しましょう。停電時の手動操作方法も同時に確認を。
連装シャッター(2連・ワイドタイプ)の耐風補強と“中柱”の役割
ワイドガレージや店舗でよく使われる「2連装シャッター」「幅広シャッター」では、中央部の“中柱”が耐風性能の要となります。
- 中柱(中央の柱)が“脱着式”の場合、耐風仕様の太い中柱に交換するだけで風圧強度アップ
- 中柱が経年で傷んでいると、強風でシャッター全体が外れやすくなるので要注意
- 中柱の交換は基本的に専門業者のみ対応(部材もシャッター型番に適合するものが必要)
大型ガレージ・商業用倉庫などで強風対策を考える場合、「中柱の点検・強化」も必ずご検討ください。
本格的な“耐風補強工事”はプロに依頼するのが安全・確実
「市販のグッズやDIYでは心配…」「老朽化も気になる」
そんな時は専門業者によるシャッターの耐風補強・リフォーム工事が最適解です。
プロの耐風補強メニュー例:
- ガイドレールやスラットの全点検+劣化部品の交換
- スラットの増し締めや厚板スラットへの差し替え
- 耐風タイプの中柱・レール・スラットにリニューアル
- 特殊補強金具・ブレース(補強筋)の後付け施工
- 新設時の“耐風シャッター”への切り替え(耐風圧基準適合品)
プロ依頼のメリット:
- 施工保証・アフターサービス付きで長期安心
- 最適な部材・設置方法をプロ目線で選定してくれる
- 保険(風災・家財)適用のアドバイスも可能
費用目安
- DIY補強グッズ:数千~1万円前後/本
- 中柱交換・補強金具設置:2~5万円前後
- 耐風シャッター新設:15万~40万円程度(規模・仕様で異なる)
「工事は高いのでは…?」とためらう方もいますが、“大破してからの全交換”に比べれば、事前補強の方が断然コストパフォーマンス良し。
ぜひ一度プロにご相談ください。
なお、シャッター119では、関西エリア(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)を中心に、店舗や工場、倉庫など大型シャッターの点検・修理実績が豊富です。
無料相談・出張見積もりも承っておりますので、耐風補強をお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください。
台風で壊れてしまった時の“応急処置と復旧の流れ”
どんなに備えていても、自然の猛威は時に想定を超えます。
もし被害に遭ったら、慌てずにまずは以下の対処を。
被災後のポイント:
- スラット・レールの“歪み・外れ”は絶対に無理に動かさない(落下やケガのリスク)
- レール内のゴミ・泥だけなら、軍手で安全に取り除いて開閉テスト
- 破損部品の写真を撮っておく(火災保険“風災補償”の申請用記録)
- 「少し歪んだだけ」と思っても、自力修復せず必ず専門業者に現場確認を依頼
- 保険申請の可否や修理費用は、見積書をとってから検討する
火災保険の「風災補償」は適用範囲が広く、意外と修理費がカバーされるケースが多いです。
被害写真・見積書・修理報告書の3点セットが申請のカギ。
詳しくは保険会社か業者にご相談を!
シャッター119が選ばれる理由|プロの耐風対策はここが違う
最後に、「どの業者に頼めば安心?」とお悩みの方へ。
シャッター119は、関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)で累計30,000件超のお問い合わせ・24時間365日スピード対応が自慢です。
シャッター119の強み:
- 自社施工で明朗会計。中間マージンなしの低価格(出張診断4,200円~)
- 年中無休・緊急時も最短即日駆け付けOK
- プロスタッフが現場で直接ご説明&ご提案
- 手動~電動シャッター、住宅ガレージから商業倉庫まで全対応
- “耐風補強”のみのご依頼・小規模な工事・保険書類発行も大歓迎
- アフターサービス・部品調達の安心サポート体制
「台風シーズン前に、うちのシャッターも点検してほしい」
「ガレージシャッターが古いので、補強プランを知りたい」
どんなご相談も大丈夫です。
関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)で対応しています。
お困りの際は下記からお気軽にお問い合わせください。

まとめ|備えあれば“壊されない”。車庫シャッターの風対策は今すぐ実践!
台風や突風によるシャッターの破損は「想定外」ではありません。事前対策・メンテナンス・補強で、そのリスクは大きく減らせます。
大切な資産を守るためにも、「まだ大丈夫」と油断せず、今のうちから備えておくことが何より重要です。
困ったとき、疑問があるとき、まずは“プロに相談”。
関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)で多くの施工実績を誇るシャッター119が、あなたのガレージ・店舗・倉庫を“風”からしっかり守ります。
- 「ガレージシャッターの補強方法を相談したい」
- 「老朽化が気になるので台風前に点検してほしい」
- 「DIYかプロ依頼か悩んでいるので話だけでも聞きたい」
どんなご相談でも大丈夫です。
「シャッター119」は関西の皆さまの“安心なガレージ・店舗ライフ”を全力でサポートいたします。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
