「大型電動シャッターが半端な位置で止まってしまい困っている…」
「ガレージシャッターが上がりきらず車が出せない…」
そんなトラブルにお悩みではないでしょうか?
大型シャッターが途中でストップすると、防犯面の不安や営業への影響が大きく、できるだけ早く解決したいと感じる方が多いのではないでしょうか。
本コラムでは、業務用・店舗用・ガレージ用など重量シャッターの途中停止にフォーカスし、考えられる原因やセルフチェック方法、そして修理費用の目安をご紹介します。
万が一、自分では対処できない場合でも、早めにプロへ相談することで、二次被害を最小限に抑えられます。
ぜひ最後までご覧いただき、安全・迅速にトラブルを解消しましょう。
シャッターが途中で止まるトラブルの危険性とは?
シャッターが中途半端な位置で止まり、完全に閉じ切らない・開き切らない状態が続くことには、次のようなリスクがあります。
- 防犯面の不安
店舗やガレージのシャッターが閉まりきらないと、外部から中の様子が見えてしまう場合があります。大きな隙間がある状態では、防犯上好ましくありません。深夜や休日に長時間放置していると、侵入リスクも高まるため注意が必要です。 - 物損・人身事故の危険
電動シャッターが途中で止まる原因によっては、突然動き出したり、急に落下したりするリスクがあります。勢いよく「ガタン!」と降りてくることで、周囲の物を破損させてしまったり、人が巻き込まれたりする恐れもゼロではありません。 - 営業や生活への支障
シャッターを最後まで上げられないと、店舗の入り口が使いにくくなったり、ガレージから車を出せずに出勤できない、といった問題が発生します。場合によっては営業時間の遅れや、日常生活に影響が及ぶこともあるため、できるだけ早めの対処が望ましいです。
シャッターが途中で止まる症状を放置すると、トラブルが拡大する可能性があります。
まずは落ち着いて状況を確認し、早めの対処に取りかかりましょう。
まず試してみたいセルフチェックポイント
最初に、自分で簡単に確認できる項目を見ていきます。
以下のチェックポイントをおこなうことで、原因が単純なものであればすぐに改善するケースもあります。
(1) 電源・リモコンの確認(電動シャッターの場合)
- ブレーカーは落ちていませんか?
ブレーカーが落ちている、または停電・漏電が起きていないかを確認します。電動シャッターは電源が不安定だと、動作が途中で止まることがあります。 - リモコンやスイッチの状態
リモコン式なら電池切れや接触不良はないかチェックしましょう。リモコンのボタンを押したときにランプが点灯するか、操作音がするかなどを確認してください。スイッチ式の場合も接点が汚れていたり、スイッチパネルが破損している可能性もあります。
(2) 手動シャッターのロック・チェーンの状態
- 鍵が中途半端にかかっていないか
手動シャッターの鍵が少しでもロック状態になっていると、シャッターが引っかかり途中で止まる場合があります。一度鍵を抜き差ししてみたり、開閉をスムーズに行える状態か確認しましょう。 - チェーン式なら絡まっていないか
古い倉庫や工場などでは、チェーンを引いて操作するシャッターがあります。チェーンが絡んだり歪んだりしていると、途中で動きが悪くなることが考えられます。
(3) レール内のゴミや異物
- ガイドレールを目視点検
レール内に小石や砂利、落ち葉などが溜まっていないかをチェックします。異物が挟まっていると、シャッターがそこで引っかかり、途中で動かなくなることがあります。掃除機やエアダスターなどを使い、電動操作を一度切ってから慎重に異物を取り除いてください。 - サビ・歪みの有無
経年劣化によりレールがサビついたり、曲がりが生じていると、シャッターが滑らかに上下せずにストップする場合があります。見える範囲で異常があれば、応急処置としてサビ落としや潤滑スプレーを用いる手もありますが、大きく変形している場合は専門修理が必要です。
(4) 操作頻度・連続稼働による過熱
- 短時間に連続操作していませんか?
特に電動シャッターは、モーターが過熱すると保護機能が働き、一時的に動かなくなることがあります。何度も上げ下げを繰り返した後で途中停止した場合は、少し時間を置いてモーターを冷ましてから再操作してみましょう。
上記のチェックを行っても原因がわからない、または改善しない場合は、以下に挙げる専門的な原因が考えられます。
無理に動かすと状態を悪化させる恐れもあるため、気になるときは早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
シャッターが途中で止まる主な原因
それでは、シャッターが途中で止まってしまう具体的な原因を詳しく見ていきましょう。
ここでは一般的によくある5つのケースを取り上げます。
1.ガイドレールの障害物・歪み
シャッターはガイドレール(シャッターが走行するレール)内を上下にスライドします。
ここに小石やゴミ、砂利が詰まっていると、スムーズに動かなくなり、途中で「ガタガタ…」と引っかかることがあります。
また、レール自体が外的な衝撃(車がぶつかったなど)で歪んだり、サビ・腐食が進行している場合も同様にストップしがちです。
レールの不具合はシャッターを乱暴に扱うと悪化しやすく、完全に動かなくなる・スラット(板状のパネル)が外れるといった二次トラブルを引き起こすリスクもあります。
対処法の目安
- 異物や軽度の汚れであれば、レールを丁寧に清掃し、潤滑剤などを塗布することで改善する可能性があります。
- レールの変形が大きい場合や、サビが酷く腐食穴が開き始めている場合は、部分修理またはレール交換が必要となるケースがあります。自分で曲げを直そうとすると危険ですので、早めに専門業者へ相談しましょう。
2.センサーや安全装置の誤作動
最近の大型電動シャッターには、安全のための障害物センサーや圧力検知装置(セーフティセンサー)が搭載されているケースが多くあります。
センサーがシャッター下部やレール横に設置されている場合、ホコリや油汚れなどがセンサー部分に付着すると誤検知を起こし、「障害物がある」と判断して途中停止してしまいます。
具体的な症状の例
- シャッターの下部が少し降りてきたところでピタッと止まる
- 降下途中に大きな異音はないが、センサーランプが点滅している
- リセット操作をしても一時的にしか動かない
対処法の目安
- センサー表面を柔らかい布やブラシで軽く拭き取り、ゴミや油汚れを取り除きます。特に光電式センサー(向かい合った2つの送受光ユニットで通過物を感知するタイプ)の場合は、ホコリや水滴が誤作動の原因となりやすいです。
- 汚れを取り除いても改善しないときは、センサー自体の故障や配線トラブルが疑われます。感知バーが破損している場合も含め、専門業者の点検・交換が必要となるでしょう。
3.リミットスイッチ(上限・下限設定)の不具合
電動シャッターには、リミットスイッチ(上限・下限の停止位置を設定する装置)が組み込まれていることが多いです。
このリミットスイッチがずれていたり故障したりすると、「本来の停止位置」よりも手前の段階で動作が止まってしまいます。
結果としてシャッターが途中でストップし、最後まで閉まらない・開かない状態に陥ります。
よくある事例
- シャッターの開閉位置を微調整しようとした際に誤って設定を変更してしまった
- 長年の使用による内部部品の劣化・接触不良
- 強い衝撃やモーターの過負荷による基盤破損
対処法の目安
- リミットスイッチの再調整は、シャッター内部のカバーを外して行う場合があり、素人作業は非常に危険です。また、誤調整でさらに動かなくなることも少なくありません。
- リミットスイッチの交換はもちろん、制御基盤の修理が必要になるケースもあります。メーカーやシャッターの型番によって内部構造が異なるため、専門の知識と部品が必要です。無理をせず、プロの業者に点検を依頼するのが賢明です。
4.モーターの不調・過熱停止
電動シャッターの心臓部といえるモーターがダメージを受けている場合も、途中停止が起こりやすくなります。
特にモーター内部のベアリングが摩耗している、ギアの噛み合わせが悪い、あるいは経年劣化でパワーが弱っている場合など、さまざまな要因が考えられます。
過熱保護機能に注意
- 電動シャッターのモーターには、過熱や過電流から守るための**サーマルプロテクター(熱保護装置)**が搭載されていることがあります。短時間に何度も上げ下げをするとモーター温度が上昇し、一定温度を超えると自動停止する仕組みです。
- この場合、しばらく(数十分)放置すると温度が下がり、再度操作できるようになることがあります。もし何度も頻繁に動かして途中停止が起こるのであれば、過熱が原因かもしれません。
対処法の目安
- 過熱停止が原因なら、モーターを冷やして再度試すだけで動作が復帰することがあります。しかし、それでも動かない・動きが鈍いという場合は、モーターそのものが故障している可能性が高いです。
- モーター交換は費用がかかるケースが多いため、早めに専門業者に状態を診断してもらいましょう。故障部位によっては部品交換で済む場合もあるため、まずは無料相談や見積もりをとることがおすすめです。
5.スプリング(バネ)やシャフトの故障(手動シャッター)
手動シャッターの場合、重量のあるスラットを容易に上げ下げするためにスプリング(バネ)の力を利用しています。
このバネが切れたり外れたりすると、シャッターが急激に重くなり、中途半端な位置で動かなくなることがあります。
ガレージシャッターや倉庫シャッターなど、大型の手動タイプで特に発生しやすい症状です。
代表的な症状
- シャッターを持ち上げようとすると「ギギギ…」という異音がする
- 途中までは上がるが、ある位置でピタッと止まり、一人では動かせなくなる
- 下ろすときに勢いがつき、制御できないほど重くなる
対処法の目安
- スプリング交換・調整は専門業者の作業範囲です。バネの交換作業は巻き戻る力が強く、ケガのリスクがありますので一般の方が行うのは危険です。
- 早期に修理を依頼することで、スプリング以外の部品に負荷がかかるのを防ぎ、余計なコストを抑えられる可能性があります。気になる異音や重さを感じたら、無理をせず点検を依頼しましょう。
修理費用の目安はどれくらい?
シャッターの途中停止トラブルは、原因によって修理費用が大きく異なります。
ここでは、あくまで一般的な目安としてご紹介します。
実際の費用はシャッターのサイズや部品の入手状況、現場の状況によって前後するため、正確な見積もりは現地調査が必須です。
原因・作業内容 | おおよその費用目安 |
---|---|
レールの清掃・調整 | 数千円~数万円程度 |
センサー部分のクリーニング・交換 | 1万~3万円程度 |
リミットスイッチの再設定・交換 | 2万~5万円程度 |
モーターの修理・交換 | 5万~15万円以上(大型時) |
スプリング(バネ)交換(手動シャッター) | 3万~10万円程度 |
レールやスラットの部分交換 | 3万~10万円以上(損傷具合次第) |
- 軽度の異物除去や調整作業で済むケースだと、比較的低価格です(1~2万円前後)。
- モーター交換など大掛かりな修理の場合は、10万円を超えることも珍しくありません。
- 複数箇所に故障があるケースでは、それぞれの修理費用が合算されるため、さらにコストがかかる可能性があります。
修理費用はあくまでトラブルの度合いによって左右されますが、「早期に点検を依頼し、小さな不具合のうちに対処する」ことで高額修理を防ぐことが期待できます。
早めに業者へ依頼すべきケース
ここまで紹介したセルフチェックや応急処置で改善しない場合は、無理に動かさず早めにシャッター修理の専門業者へ相談しましょう。
以下のようなケースは特にプロの点検が不可欠です。
- 異音や異臭がする
モーターやギアが焼き付いている場合、焦げたような匂いがすることがあります。また、「ガガガ…」「ギギギ…」など金属が擦れるような音が止まらない場合は、内部部品が破損しているかもしれません。 - シャッターが明らかに傾いている
ガイドレールの歪みやスラットの変形で、シャッター自体が右左どちらかにズレている状態は大変危険です。そのまま操作するとスラットが外れ落ちる可能性があるため、すぐに使用を中止し、点検を依頼してください。 - 手動で持ち上げても重すぎる・途中で支えられない
バネ切れなどにより、重量のすべてを自力で支えなければならない場合は、一瞬でも手を離すとシャッターが落下する恐れがあります。ケガや物損を防ぐため、専門家の修理が必須です。 - 原因が分からないままどうにも動かない
電源を入れ直しても、リモコンを変えても全く動かず、何が原因か見当もつかないときは、安全装置や内部基板のトラブルの可能性があります。誤った操作を続けると状態を悪化させるため、やはり業者に連絡するのが賢明です。
関西でのシャッター修理は「シャッター119」にお任せください
シャッターが途中で止まるトラブルは、原因が一つとは限りません。
たとえばレールの歪みとモーター劣化が同時に進行していたり、センサー故障とスプリングの問題が重なっていたりすることもあります。
そのため、「とりあえず見える範囲だけ直す」では根本解決にならないケースもあります。
「シャッター119」では、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀といった関西全域を対象に、店舗用シャッターやガレージシャッターをはじめとする重量シャッターの修理に豊富な実績があります。
原因の特定から調整・部品交換までを一括で行い、最短即日での緊急対応も可能です。
- 無料相談・出張見積もり
「まずは現場を見てほしい」「これくらいの症状でどれくらいかかるのか知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。作業前に明確な見積もりを提示し、納得していただいてから修理に取りかかります。 - 丁寧な点検で原因を徹底追及
一次対応の際にはシャッター全体を点検し、今回のトラブル原因だけでなく、他に不具合の兆候がないかもチェックします。故障の再発防止に向けて根本解決を目指します。 - 豊富な部品在庫・迅速な手配
「シャッター119」ではメーカー問わず多様な部品の取り扱いがあるため、「型番が古くて部品がない」といったお悩みにも柔軟に対応可能です。部材手配から修理までスムーズに進めることで、シャッターをいち早く正常に戻します。
「シャッターを途中で止めたまま、夜を迎えるのが不安…」「店舗の営業を早く再開したい」という場面でも、「シャッター119」なら早朝・深夜の作業相談にも可能な限り対応します。
関西エリアでシャッター修理業者をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ:安全第一で、早めにプロへご相談を
シャッターが途中で止まってしまうトラブルは、異物やセンサー汚れといった軽度の問題から、モーター故障やバネ切れといった大がかりな修理が必要なケースまで、さまざまな原因が考えられます。
まずは本記事でご紹介したセルフチェックを行い、改善しない場合は早めにプロへ点検を依頼することが大切です。
- 放置すると防犯リスクや事故リスクが高まる
- 早期対応ならコストやダウンタイムを抑えられる
- 専門知識が必要なパーツ(リミットスイッチやモーターなど)はプロに任せるのが安心
「シャッター119」では、業務用・店舗用・ガレージ用などの大型シャッターを中心に幅広い機種の修理・メンテナンスに対応しています。
大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の関西全域で、無料相談・出張見積もりを承っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「シャッターがまた途中で止まったらどうしよう…」という不安を抱え続けるよりも、専門家に診断してもらうことで安心してご使用いただけます。
安全第一で、シャッターの不具合を早期に解決していきましょう。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
