「防犯シャッターをつけたいけど、実際いくらかかるの?」
「手動と電動で価格が全然違うって本当?」
「一番コスパの良い選択肢はどれ?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
昨今、店舗やガレージ、倉庫、そして一般住宅の窓・勝手口など、あらゆる現場で「防犯シャッター導入」のご相談が増えています。
実際、侵入窃盗や空き巣被害のニュースは後を絶たず、“侵入対策”はどんな業種やご家庭でも喫緊の課題になっています。
しかし防犯シャッターは安いお買い物ではありません。
・せっかく付けるなら失敗したくない
・“高いだけ”の工事で後悔したくない
このコラムでは、防犯シャッターの価格をタイプ別に徹底比較し、後悔しない選び方・最新の補助金活用法まで、関西エリアの専門業者目線で“わかりやすく”解説します。
設置のプロが“ホンネ”で解説するので、相場感・おすすめグレード・見積り時の注意点なども盛り込みました。
この1記事で「防犯シャッター選びに失敗しない」自信が持てるはずです。
防犯シャッターの導入が必要とされる理由
「うちはシャッターがなくても大丈夫」と思っていませんか?
しかし、実は窓・勝手口・店舗や車庫などの開口部は、侵入窃盗の7割前後が“無施錠または簡易ロックの扉”から入られています。
ガラス窓や通常の引き戸だけでは簡単にこじ開けられるケースも多く、最近の侵入犯は「工具で壊して5分以内に入れない場合は諦める」とも言われています。
そのため、“防犯シャッター=時間稼ぎになる最強の侵入対策”として注目が集まっています。
また、
- 昼間の留守時間が多いご家庭
- 商品在庫や貴重品を扱う店舗
- 一時的に無人になるガレージ・倉庫
などは「狙われやすい」リスクも。
昨今は台風や強風被害も増え、「飛来物防止・雨風対策」としての価値も再評価されています。
防犯シャッターの種類と特徴
一口に防犯シャッターと言っても、さまざまな種類があります。
ここでは、「窓用/ガレージ用/店舗・倉庫用」の代表的なシャッターを例に、選び方と防犯性能を簡単にまとめます。
■ 手動シャッター(巻き上げ式/オーバースライダー式)
価格重視・予算重視の方に選ばれる“標準型”
- 軽量シャッター:窓や勝手口向け。手動で上げ下ろし。最も安価。
- 重量シャッター:ガレージや店舗用。手動でも開閉はやや重いが、構造は頑丈。
主な特徴
- 構造がシンプルで壊れにくい
- 価格が電動式の約半額
- 電源が不要
- ただし防犯性能は“標準”レベル(ガラス戸よりは格段に強いが、最新の防犯シャッターにはやや劣る)
おすすめシーン
- コストを抑えたい住宅や小規模店舗
- 防犯性よりも「簡単な施錠+台風対策」が主目的の場合
■ 電動シャッター(モーター開閉/リモコン・タイマー付)
ワンランク上の防犯性・利便性を求める方へ
- スイッチやリモコン、タイマー等で自動開閉できるモデル。
- 防犯性を高めた「ロック機構」「開閉履歴記録」「侵入センサー」など付加機能付きタイプも選べる。
主な特徴
- 防犯ロック機構、リモコン遠隔操作、夜間タイマーなど高機能
- 自動施錠で“閉め忘れ”のリスク激減
- 重いシャッターもラクラク操作(高齢者にも安心)
- 電気工事・メンテナンスが必要で、費用は手動の2~2.5倍程度
おすすめシーン
- 防犯リスクが高い店舗や事務所
- 毎日開閉回数が多い・荷物出し入れが頻繁なガレージ
- 高齢者のいるご家庭や「施錠・開閉忘れ」が心配な方
■ オーバースライダー式・特殊防犯タイプ
- 車庫や物流倉庫に多い、天井沿いに引き上げる頑丈なシャッター。
- 電動開閉で自動ロック機構付きが主流。
- 「防犯等級」や「耐久テスト認定」取得モデルも増加。
タイプ別の価格比較と相場一覧
ここからは、「設置場所」「タイプ別」に最新の相場を一覧でご案内します。
価格は2025年時点の関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)での施工実績や主要メーカー参考価格、各種見積サイトの最新データから集計しました。
(※税込・標準工事費含む。現地状況で変動します)
■ 窓用・勝手口用シャッター(住宅・小規模店舗向け)
タイプ | 手動式 | 電動式 |
---|---|---|
小窓(W900×H1,100) | 6~10万円 | 10~18万円 |
標準窓(W1,650×H1,800) | 8~16万円 | 15~30万円 |
勝手口ドア用 | 7~12万円 | 13~25万円 |
※参考:「小窓用」などは1箇所の概算。取付費・部材費込
■ ガレージ・車庫用シャッター
タイプ | 手動式 | 電動式 |
---|---|---|
ガレージ(標準) | 20~30万円 | 40~60万円 |
ガレージ(大型) | 25~35万円 | 60~80万円 |
- 電動式ではリモコン操作・自動ロック・障害物検知などの機能が標準化
- オーバースライダー式は電動専用が多く、60~80万円前後
■ 店舗・倉庫用防犯シャッター
タイプ | 手動式 | 電動式 |
---|---|---|
店舗入口・間口(標準) | 20~25万円 | 35~50万円 |
倉庫出入口(中~大型) | 30~50万円 | 50~90万円 |
- 特殊サイズ・連棟タイプや高防犯グレードの場合はこれより高額になる場合あり
■ 防犯性を高めた特別仕様(防犯等級・防火認定モデル等)
- 高性能(耐ピッキング・自動通報・ガラス破壊感知)モデル
→電動式1箇所あたり70~120万円前後 - 防火認定+防犯シャッターの複合モデル
→中型倉庫で100万円~、大型店舗だと200万円超も
防犯性能と価格のバランス
価格だけに惑わされて「一番安いシャッター」を選ぶのはおすすめできません。
なぜなら、シャッターの防犯性能・安全性は“値段相応”であることが多いからです。
1. 手動式の防犯性能
- 基本的な“物理的障壁”としては十分
- ただし、ピッキングやバールでのこじ開けには電動式に劣る
- 必ず「補助錠」を付け、ロックバー等で“二重施錠”にすることで防犯力UP
- 強引な侵入は可能だが“時間稼ぎ”には有効。泥棒は5分以上かかると約7割が犯行を諦める(警察庁データ)
2. 電動式の防犯性能
- 標準で自動ロック・ピッキング対策付き
- リモコン認証やスマホ連携モデルなら「なりすまし」操作防止も
- 開閉状況の記録・通報(オプション)で抑止効果が大きい
- 離れていても閉め忘れ防止タイマーや遠隔監視で「うっかり」の隙を作らない
- 工事費・ランニングコストがかかるが、利便性と安心感を長期的に享受できる
価格以外に検討すべきポイント
「カタログ価格」や「ネットの標準価格」だけで決めてしまうと、実際の総費用とズレが出ることが多いです。
- 電動式の場合、電気工事・配線工事費用が追加になることが一般的(2~5万円前後/現場で要見積もり)
- 特殊サイズや既存シャッター撤去・下地補強が必要な場合、追加料金が発生しやすい
- ランニングコスト(電気代・定期点検や消耗品交換)も要確認
- 2~5年に一度のメンテナンス推奨(特に電動モデル)
補助金・助成金を使ってお得に導入
シャッターの防犯設置は、各自治体で「防犯対策補助金」が使えるケースが増えています。
以下は各自治体での補助金を挙げてみましたが、時期によっては募集終了となっているケースもありますので、必ず最新の情報を確認してみてください。
- 【大阪市】防犯設備設置補助:上限5万円(シャッター・防犯ガラス・センサーライト等の一部費用を補助)
- 【神戸市・姫路市・堺市など】:住宅リフォーム補助金や防犯強化助成金制度が使える場合あり(市の最新公式HPで必ず確認)
- 国の省エネリフォーム補助でも「断熱窓+シャッター設置」がセットで補助対象になるケースも(2025年現在、各制度要チェック)
ポイント:
- 申請には「事前の見積書」「工事写真」「完了報告書」が必要な場合が多い
- 補助金利用は着工前申請が原則。自己判断で工事を進めないこと
- 詳細は「市区町村名+防犯補助金」でWeb検索し、最新情報を要確認
価格を抑えるための具体的な工夫と選び方
「できるだけコストを抑えたい…」という方のために、防犯シャッター導入時に意識したい“節約ポイント”をまとめました。
- 相見積もりは必須! 複数業者から見積もりを取ることで、同じ仕様でも5~20万円以上の差が出るケースも
- 複数箇所をまとめて発注:一括工事だと“まとめ割”や部材コスト削減が狙える
- 不要なオプションは省く:例えば窓用ならリモコン無しの標準型が安い
- 既存シャッター流用/下地補強工事の有無:既設レール・枠を活かせる場合は工事費節約になる
- 業者直営・自社施工の会社に依頼:中間マージンが少なく価格が安くなりやすい
- 補助金・助成金は必ず活用:一度の手続きで数万円~十数万円の節約になる場合も
よくあるご質問Q&A
Q. 防犯シャッターの導入で本当に空き巣被害は減りますか?
A. はい。警察庁の統計でも「5分以上侵入に手間取ると約7割の泥棒があきらめる」というデータがあり、防犯シャッターは“侵入までの時間稼ぎ”に非常に有効です。
Q. 価格が安いシャッターだと防犯性能が落ちるのでは?
A. 確かに安価な手動シャッターは、電動や高防犯グレードの製品に比べて防犯機能がシンプルです。ただし、補助錠やロックバー追加で十分な抑止力を発揮できます。
Q. 補助金はどのタイミングで申請すれば良い?
A. 多くの補助金は「契約前・工事前の申請が必須」です。必ず工事着工前に申請・承認を受けてください。
Q. 工事期間はどれくらい?営業に影響しない?
A. 標準的な窓・勝手口用、防犯ガレージシャッターなら【1日施工】が可能な現場が多いです。大型物件・特殊工事は日数要見積り。工事中も最低限の出入口を確保できるよう現地でご相談します。
まとめ
ここまで、防犯シャッター導入にかかる【タイプ別価格比較】【防犯性能と費用バランス】【補助金活用】まで網羅的にご紹介しました。
「価格」だけでなく「防犯効果」「将来の安心感」まで含めて考えることで、ご自身にとって最適なシャッター選びができるはずです。
「この価格でこの防犯性なら納得!」と思える製品を選ぶには
- 種類や設置場所ごとの相場感を知る
- ご予算・ご要望に合った仕様で相見積もりを取る
- 補助金・助成金なども活用して負担を抑える
大切なご自宅・店舗・資産を守るために、この機会にぜひ、防犯シャッター導入を前向きにご検討ください!
なお、最後にご案内ですが、当社シャッター119は、関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)で修理を対応しています。
無料の現地調査&お見積もりにも対応していますので、ご利用中のシャッターの不具合が発生しましたら、お気軽にご相談ください。
「見積りだけでも相談OK?」という場合でもお気軽にご相談いただけます。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
