「気づけば倉庫のシャッターがサビだらけになっていて、このまま放置して大丈夫なのか…」
そんな不安をお持ちではないでしょうか?
倉庫や工場など、大型のシャッターは天候や風雨にさらされやすく、日々の中でどうしてもサビが発生しやすいものです。
見た目の悪化だけでなく、錆びが進行すると開閉不良や穴あきにもつながり、安全面やコスト面で大きなリスクを抱えることになりかねません。
そこで本コラムでは、倉庫シャッターのサビ取り方法を中心に、サビが進むメカニズムや予防策、そして専門業者に依頼すべきケースなどを詳しく解説します。
関西エリア(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)で倉庫を運営している皆様も、ぜひ参考にしてください。錆を撃退して快適なシャッター環境を取り戻しましょう。
なぜ倉庫シャッターはサビやすいの?
まずは、倉庫シャッターがサビやすい主な原因を整理してみます。
特に業務用の大型シャッターはサイズも大きく、屋外に面している部分が多いため、自然環境からの影響を受けやすいのが特徴です。
1.雨風や塩害の影響
シャッターは金属製であることが多く、屋外に設置されていると雨水や湿気の影響を受けやすくなります。
さらに、海沿いエリアでは塩分が金属表面に付着して腐食を加速させる、いわゆる“塩害”が顕著に表れることもあります。
関西では神戸(兵庫)や和歌山など海が近い地域は特に要注意です。
2.塗装の劣化やメンテナンス不足
シャッターは工場出荷時に塗装が施されているものの、経年による色あせや傷、剥がれが進むと塗装が防錆効果を果たせなくなります。
そこで水分や酸素が金属部分に直接触れ、サビの発生を助長するのです。
また、日頃から清掃や補修を怠っていると、錆び始めた部分が拡大し、いつの間にか大規模な腐食へ進んでしまうことも珍しくありません。
3.衝撃や傷の蓄積
フォークリフトなどの荷物搬入時にシャッターへ衝突してしまい、表面に細かな傷がついている場合も要注意。
傷口から錆びが広がりやすく、見た目には小さなキズでも長年放置すると深刻なサビを招くケースが多いです。
サビを放置するリスクとは?
「見た目が少し悪いくらいなら放っておいても問題ないのでは…」と思うかもしれません。
しかし、大型シャッターにおけるサビの進行を甘く見ると、予想外のトラブルを招くおそれがあります。
- 開閉不良が発生
サビが進むと、スラット(シャッター板)やガイドレールの摩擦が増して開閉が重くなったり、途中で引っかかったりするようになります。業務の効率が落ち、防犯面や安全面でも不安が生じるでしょう。 - 穴あき・構造破損
サビが深刻化すると、金属板にまで腐食が広がり、小さな穴が開き始めることがあります。一度穴ができれば強度が急激に落ち、風の衝撃などで大きく損傷してしまうリスクがあります。 - 見栄えの悪化、信頼イメージの低下
倉庫や店舗の場合、シャッターは外観を左右する要素でもあります。錆びだらけのシャッターは老朽感を与え、取引先や顧客に対してマイナスイメージを持たれかねません。 - 修理コストの増加
初期の軽微なサビであればDIYや簡単な補修で対応可能ですが、深刻な腐食まで進むと大規模な修理や部品交換が必要となり、修理費用が膨らむことは避けられません。
つまり、サビの発生に気づいた段階で早めに処置することが安全面・経済面の両方で得策なのです。
自分でできるサビ取り方法(DIY編)
サビがまだ軽度なら、オーナー自身で除去・補修を行うことも可能です。以下にDIYでのサビ取り手順をまとめました。
ただし、大型シャッターは高所作業や重量物の扱いが関わるため、安全面に十分配慮しながら行ってください。
1.必要な道具・材料
- ワイヤーブラシ/サンドペーパー(#120~#180ほど):浮いたサビをこすり落とす
- マジックロン(研磨パッド):微細なサビや塗膜を研磨する
- 錆転換剤または錆除去スプレー:錆を化学的に安定化させる薬剤
- 防錆塗料/タッチアップ用塗料:サビを落とした後の下塗り+上塗りに使う
- ブラシ・雑巾:表面のホコリや汚れを拭き取る
- 保護具(手袋・ゴーグル・マスク):金属粉や薬剤から身体を守る
- 脚立 or はしご(必要に応じて):高所部分の作業で安定性を確保
2.サビ取りの基本ステップ
- 表面清掃
シャッター全体を軽く水拭きし、埃や汚れを落とします。油汚れがある場合は中性洗剤を使って洗浄し、乾かしましょう。 - 錆の除去
ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビ部分をこすり、浮いた錆や剥がれかけの塗膜を徹底的に落とします。大きな塊が取れたら、マジックロンなどで表面をさらに滑らかに整えてください。 - 錆転換剤の塗布(必要に応じて)
錆が根強い部分には錆転換剤を使うと、赤錆を黒錆に変換し進行を止められます。説明書に従い適量を塗布し、十分な乾燥時間を取ります。 - 下塗り(防錆塗料)
防錆効果のあるプライマー(下塗り塗料)を均一に塗り、サビ止め効果を高めます。塗りムラに注意し、乾燥時間をしっかり守るのがポイント。 - 上塗り(仕上げ塗料)
下塗りが乾いたら、シャッター本体の色に合わせた上塗り塗料を重ね塗りします。できれば2回程度塗り重ねるとより丈夫な膜になり、再発リスクを低減できます。
3.応急補修(穴あきの場合)
サビが原因で穴が開いてしまった場合は、以下の応急処置が考えられます。
- 穴の周囲のサビをしっかり削る
- 金属用パテやエポキシ系補修剤を穴に詰める
- 乾燥後に表面を研磨して平滑に
- 防錆塗料+上塗り塗料を塗って仕上げ
ただし、大きな穴や複数箇所に及ぶ腐食が進んでいるケースはDIYでの補修が難しく危険です。
専門業者に相談して、スラット交換や大規模な修理を検討する必要があります。
4.安全面の注意
- 高所作業を伴う場合は脚立やはしごをしっかり固定し、転落防止を徹底
- シャッターのバネや巻き取り機構には触れない(誤操作で巻き込まれる危険)
- 研磨時は防塵マスクやゴーグルを着用し、金属粉を吸い込まないようにする
専門業者に依頼すべきケース
軽度のサビならDIYでも対応可能ですが、以下のような状況では専門業者に依頼するほうが安心・確実です。
- サビ範囲が広く、穴あきや深刻な腐食が進行
もはやケレン(削り落とし)や部分塗装では追いつかないレベル。スラット交換やレール調整が必要になる場合も。 - 高所作業や大型シャッターの全面塗装
シャッターが高い位置まである場合、安全確保が難しく、足場の設置が必要なケースがあります。プロなら適切な装備で施工できる。 - 既に開閉に支障が出ている
サビによって動きが重くなったり、レールが歪んでいる際は塗装だけでなく修理・調整を同時に行わなければ根本解決しません。シャッター専門業者で総合点検を受けるのがおすすめ。 - 美観を重視した仕上がりが必要
業務用の倉庫や店舗だと、見た目も企業イメージに関わります。ムラなく仕上げたい場合、職人の技術で塗りムラや色合わせの心配を減らせます。
専門業者に依頼するメリット
「DIYでやるか、プロに任せるか迷っている…」という方もいるでしょう。
ここでは、専門業者に依頼する利点を確認します。
- 隅々まで徹底除去
業者ならシャッター全体をケレン(古い塗膜やサビを削る作業)し、防錆下地処理を丁寧に行います。施工後の耐久性が高まる。 - 安全作業
大型シャッターは重量・高さがあるため、無理な姿勢で作業すると事故リスクが大。業者なら安全装備や段取りが整っており、二次トラブルを回避できます。 - 補修+調整まで一括対応
単にサビを落とすだけでなく、レールの歪みやスラットの曲がりなど同時に見つけて修理できるのが強み。開閉動作の最適化にもつながります。 - 仕上げの美観・耐久性
プロの塗装でムラなく仕上げれば、見た目が美しくなるだけでなく長期的な防錆効果が期待できます。
費用はもちろんかかりますが、大がかりな設備だからこそプロに任せる安心感は大きいと言えます。
専門業者へ依頼した場合の費用相場
気になる費用については、シャッターの大きさやサビの進行度、作業範囲によって大きく変動します。あくまで目安ですが、以下のようなレンジを参考にしてください。
- 部分的なサビ取り+再塗装:5万円前後~10万円程度
- シャッター全面のケレン+本格塗装:10万~20万円以上
- 穴あき補修や部品交換を含む大規模修理:20万円を超える場合も
また、高所作業車の使用や足場設置が必要なケースでは数万円~十数万円の追加費用が発生することもあります。
正確な金額は現地見積もりで判断するしかありませんが、早期対応なら軽微な費用ですむ可能性が高いのも事実です。
再発防止のメンテナンスポイント
サビを取り除いたら、今度は再発防止に力を入れましょう。
以下のメンテナンスを心掛ければ、長期間サビを寄せ付けない状態を保ちやすくなります。
- 定期清掃
シャッター表面やレールにホコリや落ち葉が溜まらないよう、週1回程度は拭き掃除する。特に海沿い地域では潮風に含まれる塩分も要注意なので、軽く水洗いして拭き取るのも有効。 - 傷や剥がれを早期補修
少し塗装が剥がれた程度なら、タッチアップして防錆塗料を塗り直す。放置するとそこから錆が広がる。 - 大掃除や専門点検
半年~1年に一度は高圧洗浄や専門業者の点検を受けるとベター。微細な錆やレール歪みを見つけて修理できるため、大きな不具合を防げる。 - 適度に潤滑剤を活用
ガイドレール部分にシリコンスプレーなど潤滑剤を定期的に塗布すると摩擦が減り金属が擦れにくい。油っぽい潤滑剤はホコリを集める恐れがあるので、シリコン系などを適量使うのがコツ。
関西で倉庫シャッターのサビ取りならプロにお任せ
DIYでサビを除去できる軽度な錆びなら、道具さえ揃えれば比較的安価に済むでしょう。
ただし、広範囲の腐食や穴あき、動作不良がある場合は、早めに業者へ相談する方が結果的にコストを抑えられます。
特に関西エリア(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)で倉庫を運営している方は、「シャッター119」のような地元密着のシャッター専門業者に依頼すると、迅速な出張対応が期待できるので安心です。
「どこまでDIYで対処できるか分からない」「大型シャッターの塗装は高所作業で危険…」と感じたら、無理せずまずはプロの点検を受けてみましょう。
多くの場合、錆取り・防錆塗装のほか、歪み調整や部品交換も含めて安全面・耐久面をしっかりケアしてもらえます。
「シャッター119」では無料相談・出張見積もりも承っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ:錆びたら早めに対策!倉庫シャッターを長持ちさせよう
倉庫の大型シャッターは物の出し入れに欠かせないインフラであり、防犯・防火の要でもあります。
サビを放っておくと、見栄えの問題だけでなく機能障害や安全リスクにもつながるため、早めの対処が肝心です。
- DIYで挑戦可能な軽度のサビなら、ワイヤーブラシやサンドペーパーで除去し、防錆塗料を塗り直して完了。
- 大規模な腐食や穴あき、塗装全体の劣化、高所作業が必要な場合は専門業者への依頼が安全で確実。
- 関西エリアであれば、地域密着のシャッター修理業者が短時間で駆けつけ、補修から塗り直しまで一括対応してくれるケースも多いです。
サビ取り後の再塗装や定期メンテナンスをきちんと行えば、倉庫シャッターを長持ちさせられます。
「ちょっとサビが出てきたな」と思ったら、早めにケアするのがコツ。いざ深刻化してから焦って対策するより、日頃の手入れが結果的にコストダウンと安全確保につながるでしょう。
もしDIYでの対処に不安があれば、どうぞ遠慮なく「シャッター119」にお気軽にお問い合わせください。
お仕事や作業を止めずに、倉庫シャッターをベストコンディションに戻していきましょう。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
