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シャッターの定期点検契約で“止めない”“壊さない”“高くしない”。仕組みで守る安全とコスト

修理・交換2025.10.17

「開店時間になってもシャッターが上がらない」「荷捌きピークに異常停止」「閉店後に降り切らず防犯リスク」。
現場の大半のトラブルは“突然”ではありません。

実は、その多くが小さなサイン(異音・重さ・振動・微妙な傾き)の積み重ねで、定期点検で拾えていたものです。

そして、見逃した小さなサインは修理の“高額化”につながります。スラット1枚の曲がりが、やがてガイドを削り、モーターへ負荷をかけ、最終的に「全面交換」
こうなる前に、仕組み(定期点検契約)で防ぐのが合理的です。

本コラムでは、関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)での豊富な現場知見をもとに、シャッター定期点検契約の必要性・点検項目・プランと費用感・契約書で外せない条項・業種別の最適化までを網羅しました。

ぜひ最後までお読みください。

なぜ「定期点検契約」が必要なのか?

“壊れたら呼ぶ”スポット修理は、一見シンプルで安く見えます。

しかし、停止時間(ダウンタイム)緊急出動の割増部材手配の遅延二次損傷まで含めると、実は予防保全のほうが総額を抑えるのが定石です。

ここでは、契約を結ぶ合理的な理由を4点に整理します。

  1. 安全確保(事故の未然防止)
    バネ張力の劣化・ガイド歪み・下端ゴム硬化・センサー失調は挟まれ/落下/反転のリスク要因。定期点検で許容範囲外を早期検知して是正します。
  2. 稼働率の最大化(止めない運用)
    物流・店舗・駐車場などピーク時間の故障=機会損失。点検で季節前整備(梅雨/台風/酷暑)を済ませ、突発停止を回避します。
  3. 総コストの平準化(TCOの最小化)
    緊急修理の時間外/深夜/即応は単価上昇の要因。契約で定期枠(平時作業)に寄せ、部材を事前準備することで費用を平準化します。
  4. 法令・監査対応(記録の整備)
    防火シャッターなど防火設備は、建物規模・用途により年1回以上の点検・報告が求められるケースがあります。契約なら点検記録・改善履歴・写真台帳まで一括で整備できます。
    ※詳細要件は所在自治体・建物用途により異なります。

定期点検で“どこを見る”のか?プロの標準点検項目

点検が“ただの見回り”では意味がありません。

劣化モード(摩耗・緩み・腐食・電装温度上昇・校正ズレ)に沿って、測る/触る/聞く/記録するが基本。

シャッター119の標準では、外観・機構・電装・安全・防錆・清掃の6カテゴリ、30~50項目を網羅します(機種により変動)。

1. 外観・取り付け

  • ガイドレールの垂直・平行、固定ビスの緩み、台座・壁面のクラック
  • スラット(板)波打ち/曲がり/欠損/塗膜剥離、下端ゴムの硬化/欠け
  • 床レール・ピットの堆積(砂・小石・塩分・落ち葉)と排水性

2. 機構(手動・重量)

  • 巻取り軸(シャフト)の偏心・摩耗、スプリングヘタリ・異音
  • サイドベアリングのガタ、チェーン/ワイヤの伸び・潤滑状態
  • ロック機構(幅木ロック/鍵)の作動・摩耗

3. 電装(電動)

  • モーターの起動電流・負荷音・温度、ブレーキの開放/保持
  • 制御盤の端子緩み・焦げ・ヒューズ、リミットスイッチの位置ズレ
  • 受光/障害物センサーの感度・汚れ・位置、非常停止の機能確認

4. 安全機能・操作

  • 非常開放(手動切替)の手順・戻し忘れ防止、復旧試験
  • 警報/表示(インジケーター)点灯、操作盤/リモコンの応答

5. 防錆・塗装・防水

  • レール内面の腐食塩害の付着、塗膜厚と再塗装要否
  • ケーブルグランドの防水、ボックス内結露の痕跡

6. 清掃・潤滑

  • レール内の異物除去無溶剤シリコン系による薄膜潤滑
  • モーター周辺の粉塵清掃、熱だまり対策

判定基準例:A=良好/B=要経過観察(次回重点)/C=是正要(期限設定)。
写真・計測値付きで報告書化します。

契約プランと頻度の決め方とは?

1日あたりの開閉回数・設置環境(屋外/沿岸/粉塵)・機種(電動/重量)で最適頻度は変わります。

迷ったら年1回を最低ラインに、繁忙期前の追加1回を足すのがおすすめ。

以下は“目安”のプラン例です(1台あたりの概算、高さ・高所・台数で変動)。

プラン推奨対象年間頻度含まれる主作業目安料金(税別)
ライト低頻度の手動・屋内年1回30項目点検/清掃/薄潤滑/報告書6,000~12,000円
スタンダード一般店舗・駐車場(電動含む)年2回45項目点検/調整/清掃・潤滑/報告書/簡易教育10,000~22,000円
プレミアム倉庫・工場・沿岸・多台数年4回50項目点検/微修繕含む/部材先出し在庫/優先出動SLA18,000~36,000円
  • 臨時点検オプション台風前/黄砂後/落雷後、トラブル予防の臨時巡回
  • SLA(応答時間):プレミアムは優先窓口時間外即応を設定可能

台数が多いほど同一日の巡回効果で単価は下がる傾向
複数拠点でも同日ルート化で最適化できます。

スポット修理 vs 定期点検契約—費用のリアル比較

“止まったときだけ呼ぶ”方針と、“止まらないように診る”方針。

総コスト(TCO)で見ると結論は明確です。

以下は12台・電動・屋外(関西平野部)の年間モデルです。

  • 前提:1台の平均開閉30回/日、自然故障率(軽故障)年15%/重故障年5%
  • スポットのみ
    • 軽故障:12台×15%×3.5万円63万円
    • 重故障:12台×5%×12万円72万円
    • 合計:135万円+時間外・臨時出動・代替措置の逸失利益
  • 定期点検(スタンダード年2回)
    • 契約費:12台×1.6万円19.2万円
    • 発見→軽是正:年2~4件×1.5万円3~6万円
    • 合計:22.2~25.2万円(重故障率は約1/3に低下想定)

差額約110万円/年
もちろん現場条件で変動しますが、予防>事後は傾向として一貫しています。

契約の流れとは?現場に負担をかけない段取り

“仕事を止めない”ことが最優先です。

営業・荷捌き・入出庫に支障が出ないよう、短時間・少人数・時間帯配慮で段取りします。

  1. 無料相談(電話・フォーム)
    台数/高さ/電動の有無/気になる症状/ご希望時間帯をヒアリング。
  2. 現地調査(無料)
    実機寸法・設置環境・電装構成・安全導線を確認。写真・動画採取。
  3. 点検提案・見積
    頻度・項目・SLA・必要部材・費用。複数プラン比較で提示。
  4. 契約締結
    年間スケジュール・緊急連絡先・報告書フォーマットを確定。
  5. 初回点検(初期是正)
    清掃・潤滑・調整・小修繕で基準状態へキャッチアップ
  6. 定期巡回
    繁忙時間を外し、短時間で複数台を一気に。不具合は即時是正提案。
  7. 報告書・台帳整備
    写真・判定・是正履歴・次回推奨。監査/保険/社内稟議で使える形で納品。
  8. 年次レビュー
    故障件数・対応時間・費用のKPIレビュー→翌年度の最適化へ。

契約書で絶対に確認すべき10項目

見積より重要なのは契約の中身

現場で「聞いてない」を無くすための必須チェックです。

ここが曖昧だと、結局コスト増や安全リスクにつながります。

  1. 対象範囲:機種・台数・高さ・屋外/屋内。除外(防火設備・特殊仕様)があれば明記。
  2. 点検項目の具体性測定/調整/清掃/潤滑の範囲、判定基準、報告様式。
  3. 是正の扱いその場で軽是正可否、金額閾値・事前承認ルール。
  4. 部品在庫・調達先出し在庫の可否、納期、代替運用の手当て。
  5. SLA(応答/到着/復旧):時間帯別、天候・災害時の取り扱い。
  6. 料金の構成:定期費・軽是正・追加費・時間外・出張費・高所費の定義と単価
  7. 安全/工事管理:立ち会い要否、仮囲い/養生/動線確保、作業届の様式。
  8. 記録・保管写真台帳・点検票・改善履歴の提供頻度と形式(PDF/紙)。
  9. 損害・賠償:過失の範囲、賠償上限、保険加入の有無。
  10. 更新/解約:自動更新の有無、解約予告期限、途中解約時の按分。

迷ったら「点検項目一覧」「報告書サンプル」「緊急時フロー図」を事前に取り寄せてください。判断が一気に楽になります。

業種別・関西で“効果のある”定期点検のカスタマイズ

同じシャッターでも、使われ方が違えば壊れ方も違います。

関西のお客様で実績の多い業種別の最適化例をご紹介します。

1. 物販・飲食(商店街・ロードサイド)

  • 開閉1~2回/日でも雨風・盗難対策が重要。
  • 年2回(梅雨前・年末)+下端ゴム/鍵/ロック重点点検。
  • 夜間の静音重視でライナー・潤滑のメニューを厚めに。

2. 物流倉庫・センター

  • 多数台・高頻度台車接触が故障要因。
  • 四半期点検台風前臨時ガイド矯正・スラット端補修枠を確保。
  • 部材先出し在庫優先SLAで稼働率を担保。

3. コインパーキング・マンション駐車場

  • 夜間クレーム回避がKPI。センサー・ブレーキ・リミットの安定化を最優先。
  • リモコン/操作盤の消耗品管理定期的な防錆洗浄をルーチン化。

4. 工場(粉塵・油・熱)

  • 粉塵堆積油膜センサー誤作動が多発。
  • 月次~四半期点検清掃・遮熱・換気をセットで。
  • 防爆/防油仕様の確認と部材適合性の担保。

5. 複合施設(防火シャッター含む)

  • 法的点検(年1回以上の点検・報告が必要なケースあり)+通常保守同日化
  • 報告書の体裁(監査・行政提出)に適合させ、是正期限管理を実施。

季節・災害に強い点検設計

黄砂・梅雨・台風・酷暑など…。
関西の点検計画は季節軸が効きます。

毎年の傾向を読んで、前倒しで手を打つのが鉄則です。

  • 梅雨前:レール清掃・防錆・排水確認。下端ゴムの水吸い膨れ対策。
  • 台風前:ガイド固定・スラット端・ロックの再点検。飛来物対策
  • 酷暑:モーター・ブレーキの熱ダレ、制御盤の温度管理。
  • 黄砂後:レール・センサー清掃と薄潤滑の再施工

よくある質問(FAQ)

初めてのご担当者さまから頂く質問をまとめました。

判断に迷ったら、無料の現地診断をご利用ください。

Q1. 1台だけでも定期点検契約は可能?
A. 可能です。単台でも年1回から承ります。複数台・複数拠点は単価最適化がしやすくなります。

Q2. 途中で台数が増減したら?
A. 台数按分で柔軟に調整します。工事・移設に合わせて見直し可能です。

Q3. 夜間・早朝に点検してほしい。
A. 時間外枠で対応します(割増の有無は契約で明記)。営業に支障が出ない時間帯をご提案します。

Q4. 消耗部品の交換は契約内?
A. プランにより異なります。ライト=別途プレミアム=軽部材一部込みなど、明細でご提示します。

Q5. 報告書はどんな形式?
A. 写真付PDF(判定・是正内容・次回推奨)+CSV台帳をご用意可能。監査・保険申請で使いやすい体裁です。

Q6. 防火シャッターの法的点検も一緒に?
A. 施設条件によって年1回以上の点検・報告が必要な場合があります。専門の資格者手配を含め、同日対応で効率化できます。

Q7. 他社施工品でも対応できる?
A. 主要メーカー・汎用部材は対応実績が多数。特殊仕様は現地確認後の可否判断となります。

Q8. 緊急時の到着時間は?
A. 契約プラン・場所により異なります。優先SLA付きプランなら最短即日の体制です。

Q9. 月額課金と年額一括、どちらが得?
A. 年額一括に値引きがつくことが多いです。キャッシュフローに合わせてご提案します。

Q10. 途中解約のペナルティは?
A. 期間按分・実施分精算など明朗な条件を契約前に共有します。ご安心ください。

事例(関西)を紹介。定期点検で“止めない”を実現

代表的な改善例を、簡単にまとめて共有します。

規模・機種で結果は変わりますが、傾向としての参考に。

  • 大阪市内・物販店舗(電動×3台)
    年2回点検で異音→清掃/薄潤滑に即応。緊急修理0件/年、運用コスト前年比-28%
  • 尼崎市・物流倉庫(電動×18台)
    四半期点検+台風前臨時。重故障率 1/3平均停止時間 -72%、総コスト-31%。
  • 和歌山市沿岸・工場(重量×6台)
    塩害対策メニュー追加。ガイド腐食の進行停止、再塗装周期+2年延伸。

無料相談に“添えると早い”チェックリスト

最短で正確なご提案に近づくために、次の情報をご用意ください。

写真・動画が特に効果的です。

① 設置住所・建物用途 

② 台数/大きさ(幅×高さ)/高さ(地面~ボックス)

③ 電動/手動の別、メーカー名が分かれば記載

④ 現在の不具合や気になる点(音・重さ・傾き・停止)

⑤ 希望時間帯(営業前/後、昼休憩、夜間)

⑥ 現場写真3枚(全景・レール近景・下端/床)+動画(10~20秒)

まとめ

定期点検契約は、安全・稼働・コスト三位一体の取り組みです。
小さなサインを見逃さないことで、大きな出費と停止を避けられます。

関西の現場で培った段取りと技術で、私たちは止めない日常を支えます。

「まずは1台だけ」「繁忙期だけ厚めに」でも構いません。

無料相談から、最適な始め方をご提案します。今日一歩、仕組み化を進めませんか。

シャッター119は、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の関西全域をカバーしています。

無料現地診断/明朗見積りで、あなたの現場を“止めない仕組み”に変えます。

まずはお気軽にご相談ください。

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