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シャッターの隙間風・風切り音を防止する方法。

修理・交換2025.10.18

「閉めているのにスースーと冷気が入る」「夜になるとヒューヒュー風切り音がして眠れない」「台風のたびにガタガタ共振して不安」。
関西の現場(大阪湾岸の海風、六甲おろし、比叡山からの季節風、和歌山の潮風)では、隙間風と風音は“よくあるけど放置されがち”な悩みです。

ところが、この2つの不快・不安は快適性だけでなく、設備寿命やエネルギーコスト、安全性にも直結します。

隙間風は暖冷房のロスを招き、風音は部材の緩み・歪み・劣化のサインかもしれません。

対処は「とりあえず隙間テープ」だけでは足りないことが多く、原因の切り分け→適材適所の対策が肝心です。

本コラムでは、原因別の見分け方から今すぐできる静音・防風ケアプロが行う恒久対策と費用イメージ季節(台風・黄砂・梅雨)に効く運用までを一気通貫で解説します。

今日からヒューヒュー音とスースー風に、根拠ある対策を行いましょう。

「原因の切り分け」音の種類と風の入り方を5分で把握

闇雲に隙間を塞ぐ前に、“どこから・どんな条件で”が分かれば対策は半分成功です。

ここでは音の種類風の経路を手早く切り分けるミニ診断を紹介します。

準備はスマホのライトとメモだけ。所要時間は5分のカンタン診断です。

  • 音のタイプをメモ
    • ヒューヒュー/スー隙間を通過する気流(風切り音・負圧)
    • ガタガタ/ビビりスラット・ボックス・ガイドの振動/共振
    • ギー/キー摩擦音(潤滑不足・レール汚れ・ライナー摩耗)
  • 発生条件を確認
    • 風向・風速(ビル風/海風/台風前後)/時間帯(夜間の気温差で増えることあり)
    • 開閉直後 or 長時間閉鎖後/エアコン強運転時(室内負圧)
  • 風の経路をライトで可視化
    • 左右ガイド(柱との取り合い)/下端(床とのレール)シャッターボックス付近
    • 内側から薄い紙を当てて吸い付き/はためきを見る(安全に配慮)
  • 建屋側の要因も併せて確認
    • 換気扇・厨房排気・空調バランスで室内が負圧だと、シャッターの隙間から吸い込み音が出やすい

ここまでで「音(気流/振動/摩擦)」×「場所(左右/下端/上部)」×「条件(風向/負圧/時間帯)」が整理できれば、打つべき手が明確になります。

原因を知ればムダが減る。隙間風・風音が起きるメカニズム

シャッターは言ってしまえば“動く壁”です
スムーズに走らせるためにクリアランス(遊び)が必要で、そこに経年劣化や歪み、環境風が重なると、風の通り道/振動源/摩擦源が生まれます。

原因は大きく5つあります。

対策の前に“なぜ”を押さえましょう。

1. サイド・ボトムのシール劣化(ゴム/ブラシ/ライナー)

  • 症状スーッとした隙間風、雨天・強風時に増大
  • 原因:下端ゴムの硬化・欠け、サイドのブラシ(モヘア)摩耗、ガイド内側の消音ライナー摩耗・剥離
  • 要点接触しているのに“密着”していない状態。交換/追加が有効

2. スラット/ガイドの歪み・ズレ

  • 症状ガタガタ/ビビり、特定位置で音が強い
  • 原因:台車や車の接触、地震・台風後の目違い、固定ビスの緩み
  • 要点形状復元・調整が先。塞ぐだけは×(悪化や擦れ音を誘発)

3. ボックス・カバーの共振/緩み

  • 症状:強風時のブーン/ビリビリ低音、ボックスを押さえると静か
  • 原因:カバーの固定ゆるみ、板厚・スパンに対して風圧で共振
  • 要点増し締め/防振ゴム/制振材振動源を断つ

4. 室内負圧(換気・空調バランス)

  • 症状:風が弱くても常時ヒュー、厨房稼働時に悪化
  • 原因:排気>給気で建屋が負圧、シャッター隙間から吸い込み音
  • 要点給気量の確保/通風スラット等の圧バランス対策が本命

5. 摩擦源(レール汚れ/潤滑不良)

  • 症状:開閉時のキー/ギー、走行と連動
  • 原因砂塵・黄砂の堆積、油脂系潤滑の汚れ吸着、ライナー摩耗
  • 要点清掃→薄膜潤滑(無溶剤シリコン)→必要部材交換の順

今日からできるDIYの静音・防風ケア(所要10〜60分)

“とりあえず”の貼り物で動作を阻害するのはNGです。

ただし正しい手順と適切な部材なら、体感80%改善も珍しくありません。

安全第一で、できる範囲から始めましょう。

1. レール内清掃&薄膜潤滑(基本のキ)

  1. シャッターを安全高さで停止/電動は電源OFF
  2. 掃除機+ブラシで左右レールの砂・小石・黄砂を徹底除去
  3. 無溶剤シリコンスプレーをレール内にごく薄く(吹き過ぎNG)
  4. 2〜3回ゆっくり開閉して馴染ませ、余剰は拭き取り

油脂系(CRC等)は埃を呼び戻すため、風音・摩擦音対策では非推奨

2. 下端(ボトム)ドラフト対策

  • 下端ゴムの点検:硬化・欠け・波打ちがあれば交換を検討
  • 床面の段差・レール堆積を是正:モルタル欠け/ピットの泥溜まりは清掃
  • 仮設ドラフトストッパー:屋内側に置き型ドラフトガードで冷気を低減

走行部に貼る/噛ませるは厳禁。動線を妨げず、交換までの一時しのぎに。

3. サイドの風切り音に“モヘア(ブラシ)”

  • 屋内側の立ち上がり(枠)や、枠と什器の取り合いに自己粘着モヘア干渉しない位置に貼付
  • シャッターの可動域を避ける配置にする(動作干渉は事故のもと)

本体ガイド内部のブラシ・ライナーの交換はプロ領域。DIYは内装側の補助が安全。

4. ボックス・カバーの“ビリビリ”に防振

  • 目に見える固定ビスの増し締め
  • カバーと躯体の間に薄型防振ゴム(干渉しない位置)

ボックス内部(巻取り側)への介入は危険外周の緩み対策に留める。

5. NG例(やりがちだけど逆効果)

  • 可動部にスポンジ/フォームを詰める(走行干渉・吸水・腐敗
  • レールへグリス/油脂厚塗り(埃吸着→摩擦増→音増幅
  • スラットに直貼りの防音材巻取り干渉・重量増で故障リスク)

プロが行う恒久対策とは?

DIYは“軽症〜一時しのぎ”までです。

原因の根に手を入れるには、部材交換・調整・補強・圧バランス調整が必要です。

ここでは代表的な施工を、効果とセットで紹介します。

1. ガイド内ライナー/サイドシールの更新

  • 症状:サイドの風切り音、微振動、摩擦音
  • 施工消音ライナー(樹脂)/ブラシ(モヘア)の交換・追加
  • 効果気流の乱れ低減+走行摩擦の最小化、静音と軽快さが両立

2. 下端ゴム(ボトムシール)交換+床側整正

  • 症状:下端からの隙間風、雨の吹き込み
  • 施工形状・硬度の合う純正/適合シールへ交換、床レベル補修
  • 効果:ドラフト大幅減、防水/防塵も改善

3. スラット矯正・入替/ガイド調整

  • 症状:ガタつき・共振・局所的な擦れ音
  • 施工曲がりスラット矯正または損傷枚の入替ガイド芯出し調整
  • 効果直進性回復で振動源が消え、風圧時も安定

4. ボックス固定強化/制振処理

  • 症状:強風時のビリつき・低周波共振
  • 施工固定金具増設・増し締め制振シート板振動を減衰
  • 効果:風圧時の共振ピークを回避、夜間の不快低音を遮断

5. 通風スラット/給気口の設計(負圧対策)

  • 症状:換気・厨房稼働時の常時ヒュー音
  • 施工通風スラットへの交換/増設給気口の追加風量バランス是正
  • 効果圧力差の根因を解消、音と隙間風が同時に収束

防火シャッター等の特殊仕様は、認定部材・工法の適用が必須です。
勝手な部材変更は法適合や作動保証を損ねるため、必ず専門家にご相談ください

費用相場と工期の目安(ケース別)

現場条件(高さ・台数・屋外/沿岸・損傷度)でブレますが、意思決定の目安としてレンジをお伝えします。

対策参考レンジ(税別)概要/工期目安
サイド消音ライナー/ブラシ交換15,000〜40,000円/1枠60〜120分・調整含む
下端ゴム(ボトムシール)交換6,000〜18,000円/1本30〜90分・床整正別
スラット矯正/入替8,000〜/枚(矯正)15,000〜/枚(入替)損傷度で変動
ガイド調整・芯出し8,000〜20,000円/1枠60〜120分
ボックス制振・増し締め10,000〜30,000円/1基60〜90分
通風スラット化・給気口設計要見積(規模依存)設計〜施工

複数台同日は段取り効率で単価が下がる傾向。定期点検と合わせると再発防止に効きます。

季節・気象に効く運用と関西ならではのポイント

関西は黄砂→梅雨→台風の三段攻撃があります。

その対策には、事前の一手が効きます。

運用で音と風の悩みを減らしましょう。

  • 黄砂後:レール・ガイドの徹底清掃→薄膜潤滑(砂塵は風切り音の燃料)
  • 梅雨前:下端ゴムの水吸い膨れチェック、ボックス結露対策
  • 台風前:ガイド固定・ボルト増し締め、外装の飛来物対策
  • 冬場:室内負圧(暖房強運転)で風音増→給気量確保で改善

【重要】防火設備・法令面の注意

防火シャッター等の防火設備は、構造・部材が“認定”で成り立つ製品です。

むやみにシールを足したり部材を変えると、作動・法適合に影響する恐れがあります。

  • 勝手な改造はNG:非認定のシール・制振材の貼り付けは要注意
  • 閉鎖性能・感知連動に干渉する施工は不可
  • 年1回以上の点検・記録が必要なケースあり(建物用途・規模に準ずる)

該当するかどうか分からない場合は、シャッター119が現地仕様の確認からサポートします。

よくある質問(FAQ)

初めての方の疑問にまとめて回答します。

もし、少しでも迷ったらシャッター119の無料の現地診断をご利用ください。

Q1. 隙間テープだけで直りませんか?
A. 一時的には和らぎますが、動作干渉・吸水・劣化の副作用があります。可動部は触らず、建屋側の補助に留めるのが安全です。

Q2. 風音の原因が建物の負圧だと言われました。対策は?
A. 給気量の確保・通風スラットなど、圧バランスの是正が本命です。厨房や大型排気のある現場で効果的です。

Q3. 電動シャッターでも同じ対策?
A. 基本は同じですが、センサー・リミット・ブレーキの状態確認も併せて行います。電装内のDIY介入は不可です。

Q4. 風が強い日だけ鳴ります。故障ですか?
A. 共振・風切り音の可能性大。ボックス固定・制振サイドシール更新で改善することが多いです。

Q5. どれくらいの頻度でメンテナンスすべき?
A. 最低でも年1回。沿岸・粉塵・高頻度使用なら年2回を推奨。黄砂/台風後は臨時点検が効きます。

Q6. 複数台の同時対応は可能?
A. 可能です。同日巡回でコストと時間の最適化ができます。

Q7. 音は小さくなったが、まだ気になる…
A. 記録計測(動画・騒音測定)で状況再現→追加対策が有効です。原因が重層的な場合も丁寧に潰します。

Q8. 防犯性は落ちませんか?
A. 正しいシール・調整はむしろ密閉性と安定度が上がり、こじ開けにも強くなります。

関西での事例を紹介

シャッター119でこれまで対応してきた現場の空気感を共有します。

条件は違っても、改善の型は応用できます。

  • 大阪湾岸のロードサイド店(電動1枠)
    サイド消音ライナー更新+ボックス制振で、夜間のヒューヒュー音が体感ゼロ。下端の冷気も軽減。
  • 神戸港近接・倉庫(重量6枠)
    塩害+風圧で共振。ガイド調整・固定強化・制振の3点でガタつき消失、担当者の夜勤ストレス解消。
  • 京都市内・飲食店バックヤード(電動2枠)
    厨房負圧で常時ヒュー音。通風スラット+給気口音とドラフト解消、結露も減少。

無料相談・出張見積もりをスムーズにするチェックリスト

当社シャッター119や他社に依頼する場合でも、このチェックリストを事前に準備いただければ、初回提案の精度が上がります。

スマホがあれば十分できますので、この“ひと手間”を惜しまずチェックしてみてください。

① 所在地(市区)/業態 

② 台数・サイズ(幅×高さ)・高さ(地面〜ボックス)

③ 電動/手動/メーカー分かれば記載 

④ 症状(音の種類・発生条件)

⑤ 写真3枚(外観/サイド/下端)+音が分かる動画(10〜20秒)

⑥ ご希望の時間帯(開店前/閉店後/昼休憩/夜間)

いただいた情報をもとに、最適なプランと費用感を明快にご提案します。

まとめ

シャッターの隙間風・風切り音は、劣化・歪み・負圧・汚れのサインです。

原因を整えることで、静か・あったかい・長持ちが同時に手に入ります。

貼って塞ぐ“一手間”より、正しい順序のメンテが結局いちばんの近道です。

  • 今日から:清掃→薄膜潤滑→下端・サイドの点検
  • 軽症なら:内装側モヘアなど干渉しない補助で体感改善
  • 根治はライナー/シール更新、調整・制振、圧バランスの是正
  • 再発防止:季節前の点検、黄砂・台風後の臨時ケア

なお、シャッター119では、大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀の関西全域を熟知した技術者が、現場に合わせて最短ルートをご提案いたします。

費用は明朗、施工は安全・丁寧。単台から多台数まで、まずはお気軽にご相談ください

【ご依頼の流れ】

  • 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
  • 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
  • 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
  • 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。

修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。

「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。

いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。

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