シャッター119へのご相談で最も多い「開閉が重い」「キーキー・ギシギシ音がうるさい」。
実はこの8割以上が、正しい潤滑ケア(グリスアップ・注油)であっさり解消しています。
とはいえ、「どこにグリスを塗る?」「シリコン?グリス?556はNGって本当?」「どれくらいの頻度?」とお悩みの方も多いですし、現場でお会いするお客様も、間違った方法や“やりすぎ”で逆にトラブルを招いてしまった方が多数。
この記事では、
・「シャッターが重い・異音の“真の原因”」から
・「自分でできる正しいグリスアップ手順」
・「失敗しない潤滑剤の選び方」
・「プロ現場ならではの裏技・NG例」
・「それでもダメな場合は?」まで
誰でも実践できる完全マニュアルとしてまとめました。
「難しそう…」と感じていた方も、今日から“気持ちよく動くシャッター”を手に入れるヒントが満載です!
軽量シャッターが重くなる・異音が出る主な原因
なぜ軽量シャッターは「重い」「音がうるさい」状態になってしまうのでしょうか?
多くのオーナー様が「古いから仕方ない」と思い込んでいますが、実際は“潤滑不足”や“ホコリ詰まり”が原因のことがほとんどです。
ここでは、現場で日常的に見かける「よくある原因」を具体的に整理してみましょう。
シャッター不調の代表的な原因
- 潤滑油(グリス)の不足・劣化
- シャッターの可動部分(ガイドレール・スラットの隙間)は常に摩耗しています。油分が切れると金属同士が直接こすれて、動きが悪くなり、異音の発生や部品の損傷リスクも高まります。
- シャッターの可動部分(ガイドレール・スラットの隙間)は常に摩耗しています。油分が切れると金属同士が直接こすれて、動きが悪くなり、異音の発生や部品の損傷リスクも高まります。
- レール・スラットのゴミ・ホコリ・砂の蓄積
- ガレージや工場だと砂埃、店舗前なら落ち葉やチリも多く、シャッターの溝(ガイドレール)にどんどん堆積。これが“異音”や“引っかかり”の大きな元凶になります。
- ガレージや工場だと砂埃、店舗前なら落ち葉やチリも多く、シャッターの溝(ガイドレール)にどんどん堆積。これが“異音”や“引っかかり”の大きな元凶になります。
- 金属パーツのサビ・腐食
- 潤滑不足のまま湿気・水分にさらされると金属部にサビが生じ、開閉がより重くなったり動きがギクシャク。サビの放置は“部品の破断”や“最悪開かなくなる”リスクも。
- 潤滑不足のまま湿気・水分にさらされると金属部にサビが生じ、開閉がより重くなったり動きがギクシャク。サビの放置は“部品の破断”や“最悪開かなくなる”リスクも。
- シャフトやスプリングなど内部可動部の劣化
- 長年使っていると、内部バネ(スプリング)が伸びたり折損、軸(シャフト)自体が傷んで開閉バランスが崩れることもあります。
- 長年使っていると、内部バネ(スプリング)が伸びたり折損、軸(シャフト)自体が傷んで開閉バランスが崩れることもあります。
→重要なのは、「まず潤滑ケアから始める」のがプロの基本です。
たとえば“バネ交換”や“大掛かりな修理”をする前に、“まずグリスアップ”で直るか必ず試しましょう!
潤滑剤の種類と選び方|シリコンスプレー?グリス?556はOK?
「油を差すだけ」と思いがちですが、間違った潤滑剤の選択は逆効果になる場合も。
ホームセンターやネット通販で色々売っていますが、“どれを買うべきか?”“よく聞く「556」は本当にシャッター向き?”…と迷う方も多いはず。
ここではプロ現場で採用されているベストな選択肢と、絶対避けたいNG例も詳しくご案内します。
潤滑剤の種類とプロのおすすめ
- シリコンスプレー(無溶剤タイプ)…最も推奨!
- サラッとした仕上がりでホコリやゴミがつきにくい。すべての手動シャッターのガイドレール、スラットの可動部、外装部分にも使えます。
- ポイント:溶剤入り(臭いが強い)は素材劣化の恐れ。できるだけ「無溶剤」「ゴム・プラスチックOK」の表記があるものを。
- サラッとした仕上がりでホコリやゴミがつきにくい。すべての手動シャッターのガイドレール、スラットの可動部、外装部分にも使えます。
- グリス(モリブデングリス・リチウム系など)…部分的に有効
- 電動シャッターのチェーンやギア・内部軸受け部には耐久性の高いグリスが◎。ただし、レールや外装には粘度が高すぎてホコリ付着の原因に。ごく一部に使うのがコツ。
- 電動シャッターのチェーンやギア・内部軸受け部には耐久性の高いグリスが◎。ただし、レールや外装には粘度が高すぎてホコリ付着の原因に。ごく一部に使うのがコツ。
- “556”(WD-40等)やエンジンオイル…△
- 一時的な滑り改善はできるものの、強い油分で埃・砂・ゴミが付着しやすく、かえって滑りが悪くなったりベタつき・汚れの温床に。短期間の応急策ならOKですが、長期的には「使わない」のが正解です。
- 一時的な滑り改善はできるものの、強い油分で埃・砂・ゴミが付着しやすく、かえって滑りが悪くなったりベタつき・汚れの温床に。短期間の応急策ならOKですが、長期的には「使わない」のが正解です。
グリスアップ(注油)の具体的手順|DIY初心者でも失敗しないやり方
「グリスアップや注油なんて自信がない…」と不安な方でも大丈夫。
実はプロも現場では“超シンプルな工程”で安全・確実に作業しています。
大切なのは、「手順通りに」「丁寧に」「やりすぎ厳禁」
この3点だけ!
ここからは写真なしでも分かる文章図解で、実践しやすいステップを紹介します。
プロのグリスアップ手順(DIY版)
- 作業の準備
- シャッターは全閉状態で作業。必ずブレーカーOFF(電動の場合)。
- 軍手・マスク・保護メガネ推奨。床には新聞紙や養生シート。
- 脚立作業なら必ず2人以上、安全確認を。
- シャッターは全閉状態で作業。必ずブレーカーOFF(電動の場合)。
- 徹底清掃が“成功のカギ”
- レール・溝・スラット隙間のゴミ・砂・ホコリをブラシや雑巾で丁寧に落とす。
- 水拭き後は乾拭きで完全に水分除去。
- 汚れを取らず注油すると効果半減、逆に不具合の原因に。
- レール・溝・スラット隙間のゴミ・砂・ホコリをブラシや雑巾で丁寧に落とす。
- 潤滑剤を“適量”噴霧・塗布
- シリコンスプレーをガイドレール内側・スラット可動部に「薄く均一に」。
- 異音がする部分・滑りが悪い箇所も重点的に。ただし「一か所あたり1~2秒程度」で十分。
- 電動シャッターのチェーンやギア部には、必要な場合のみグリスを“米粒大”を目安に薄く塗る。
- シリコンスプレーをガイドレール内側・スラット可動部に「薄く均一に」。
- 全体に馴染ませる・仕上げ
- シャッターを数回ゆっくり上下させ、潤滑剤を全体に馴染ませる。
- 動き・音の改善を確認し、余分な油分・飛び散ったスプレーはウェス等で拭き取り。
- 最後に床や周囲の滑り止め&清掃も忘れず。
- シャッターを数回ゆっくり上下させ、潤滑剤を全体に馴染ませる。
注油ポイントとやってはいけない注意点|“どこに”“どれだけ”がキモ!
「どこを重点的にグリスアップすればいい?」「つい多めに塗ったほうが滑りが良い気がするけど…?」
ここではプロの“塗り分け”ノウハウと、「ついやりがちなNG例」を具体的に整理します。
安全・長持ちのための“黄金ルール”をマスターしましょう!
注油必須ポイント
- ガイドレール(シャッターが通る溝)内側全体
- スラット(板)同士の接触部
- スラット端部(レールとの擦れが激しい箇所)
- 電動シャッターの場合のみ:チェーン、ギア、軸受け部(ただし説明書に従い慎重に)
“NG注油”注意点
- モーター本体や制御盤部には絶対にスプレーしない(故障・感電・発火リスク)
- 樹脂製ライナーやモヘア部分は溶剤NG。ゴムパーツ劣化の原因に
- 外観やハンドル部に油分を付けると滑って危険・美観も損なう
- “多すぎる潤滑剤”は厳禁。少量・回数多めの「薄塗り」が最適
グリスアップの頻度とベストタイミング|“やりすぎず、忘れず”の習慣化
「どれくらいの間隔で注油すればベスト?」
「毎月やるのは大変だけど、年1回では不安…」
多くの現場オーナー様が迷う“適正頻度”について、実際の現場メンテナンスやメーカー推奨サイクルからベストな間隔をお伝えします。
プロのおすすめ頻度
- 標準は「2~3ヶ月に1回」
- 通常の店舗・ガレージ・倉庫なら、これでほぼ快適さを維持できます。
- 通常の店舗・ガレージ・倉庫なら、これでほぼ快適さを維持できます。
- 環境が厳しい現場(砂埃が多い・潮風が当たる等)→「月1回」
- 最低でも「年1~2回」、季節ごとの大掃除と一緒に
- 春秋の気温差の大きい時期に集中ケアが効果的
- 春秋の気温差の大きい時期に集中ケアが効果的
- 「重くなった・音がした時点ですぐ」
- 異変を感じたら迷わず早めのグリスアップを
- 異変を感じたら迷わず早めのグリスアップを
グリスアップでも直らない場合―プロに相談すべきサインと対応策
「掃除も注油も丁寧にやったのに、まだ重い・うるさい…」
それは潤滑不足ではなく、“部品そのものの劣化”や“深刻な故障”のサインかもしれません。
ここではDIYの限界・プロに任せるべきケース、そして相談の仕方・対応フローを解説します。
こんな場合はプロに依頼を
- バネ(スプリング)の劣化・切断
- シャッターが突然「ガタン!」と重くなる・上がらない場合は、バネの寿命かも。
※バネ修理は危険度が高いので絶対に自分で分解しないこと!
- シャッターが突然「ガタン!」と重くなる・上がらない場合は、バネの寿命かも。
- スラット・レールの変形・破損
- ぶつけて歪んだ、座板(下端)が割れている、ガイドレールごと傾いている…などは修理・交換が必要。
- ぶつけて歪んだ、座板(下端)が割れている、ガイドレールごと傾いている…などは修理・交換が必要。
- 電動シャッターのモーター異音・エラー表示
- 電動部品の不調・制御盤の異常表示(E01/E02等)はDIY不可。必ずプロへ連絡を。
- 電動部品の不調・制御盤の異常表示(E01/E02等)はDIY不可。必ずプロへ連絡を。
- 全体的に経年劣化が進み、グリスアップ後も数日で再発
- 古いシャッターは“延命”より“計画的な修理・部品交換”の方が結果的に安く済む場合も。
- 古いシャッターは“延命”より“計画的な修理・部品交換”の方が結果的に安く済む場合も。
どのパターンも、「無料見積もり・即日対応」のシャッター119なら、現地調査・原因究明・ベストな修理案内までワンストップで解決します!
ぜひお気軽にお問い合わせください。

Q&Aで現場の悩みを解決!~よくあるご質問とプロの本音
ここでは実際に関西各地のお客様からいただいたご質問・現場で多い“あるある”トラブルへの回答をピックアップ。
失敗しないグリスアップのコツや「これって大丈夫?」なポイントまで、プロが本音でお答えします。
Q. 556(WD-40)は絶対NG?
A. 一時しのぎなら使えますが、油分が強くホコリや砂を吸着しやすく、
結果的に滑りが悪化するので“定期メンテナンスには不向き”です。
基本はシリコンスプレー推奨!
Q. 電動シャッターの注油は自分でやってもいい?
A. 外部のガイドレール・スラット部はOKですが、モーターや内部駆動部・制御盤周辺は絶対NG。
電気系統・チェーン部などは説明書どおりor業者に任せましょう。
Q. 高所での注油、どうすれば安全?
A. 脚立や高所作業は無理せず必ず2人以上で。
大きなガレージシャッター・倉庫シャッターは特にプロ依頼推奨です。
Q. グリスアップしたのに1週間でまた重くなった…なぜ?
A. 清掃不足や、内部の部品(バネ・軸)が既に消耗している可能性。
表面だけでなくレールの奥・スラットの可動部までしっかりケアを。
改善しない場合は業者の無料点検がおすすめ。
シャッター119のプロに任せるメリット|最短即日・無料見積もり・全メーカーOK
「やってみたけど不安が残る」「忙しくて毎回は無理」
そんなときはプロのメンテナンスで安心&確実。
関西全域で現場対応するシャッター119なら、24時間365日、現地診断~お見積り無料・明朗会計・最短即日対応。
プロによる定期点検・修理も、結果的に寿命延長&コスト削減につながります!
「シャッター119」のサービスの特徴
- 無料出張見積もり&キャンセル料不要
- 全メーカー・全型式OK(業務用・住宅用問わず)
- 現地で原因究明→最適修理案ご提案→作業完了まで一貫対応
- メンテナンス~部品交換・全交換までワンストップ
- 台風・災害被害など急なトラブルにも即日出動可
- アフターサポート・施工保証もしっかり充実
「これくらいで相談していいの?」と思われるくらいのご相談でも大歓迎!
シャッターについて気になる時はいつでも、お気軽にご連絡ください。

まとめ|グリスアップで“毎日の快適”を取り戻そう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
軽量シャッターのグリスアップは、毎日の開閉を快適にし、故障リスクも減らす最強のメンテナンス。
定期的な清掃・注油習慣こそが、大切なシャッターの寿命を何年も延ばす秘訣です。
「やり方がわからない」「重いまま使っていて大丈夫?」という場合も、プロが現地で無料診断&その場で最適ケアをご提案します。
シャッター119は関西全域・即日対応・適正価格・確かな技術で、あなたの「重い・うるさい・調子が悪い」を、気持ちよく“新品同様”にリセット!
お見積もり・ご相談はいつでも無料。
軽量シャッターの快適生活、今すぐ取り戻しましょう!
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
