閉店作業でシャッターを下ろした瞬間に耳を刺すキーキー音。
早朝、まだ人通りの少ない通りに響くガラガラ音。
「まあ動いているから大丈夫だろう」と数週間、数ヶ月と放置した結果、ある朝突然まったく動かなくなり、レールとモーターを同時交換して十数万円の出費になった、というご相談を数多くいただきます。
異音は、シャッターが発する明確なSOSサインです。
今聞こえるその音を無視して得することは一つもありません。
「シャッター119」には3万件以上の修理依頼が寄せられましたが、その約3分の1が「音が気になる」という比較的軽度の段階でのご連絡です。
初期段階であれば、掃除と注油だけで解決することもしばしば。
逆に音を見過ごして内部部品が破損すると、モーターやシャフトの交換が必要となり、費用も工期も跳ね上がります。
このコラムでは、異音の種類ごとに考えられる原因と、ご自身で試せる初期対応、そして業者を呼ぶ判断基準をわかりやすくご紹介します。
読み終えたころには、ご自分のシャッターがどの段階にあるのか判断でき、最小限のコストで安全を取り戻す手順がイメージできるはずです。
異音はどこから?音質でおおよその場所を推測する
まずは耳を澄ませ、音の高さやリズム、発生タイミングを観察してください。
高く細いキーキー音は金属同士が直接こすれる摩擦音であることが多く、低く短いガタンという衝撃音は歪みや部品の緩みが疑われます。
一定の周期でカラカラと軽い音が続く場合は、電動シャッターのチェーンが伸びて歯車から外れかけているケースが代表的です。
こうした傾向を手がかりに、次の章から原因を詳しく紐解いていきましょう。
原因を知る―異音を招く6つの典型トラブル
1. 潤滑油の枯渇とグリスの固着
ガイドレールや巻取り軸に塗布された専用グリスは、温度差やホコリで徐々に油膜が薄れます。
乾いた金属面どうしがこすれ合うと、甲高いキーキー音が断続的に発生します。
固着したグリスはやがて黒く硬い塊となり、スラットやレールを削りながらさらなる摩擦音を呼び込みます。
2. レール内のサビ・砂塵
海風が入り込みやすい大阪湾岸部や和歌山沿岸では、潮気を含んだサビの進行が早めです。
サビ粉と砂塵が混ざると研磨剤のように働き、ギシギシと軋む音を出しながら塗装面を荒らしていきます。
3. スラットのゆがみ・ズレ
駐車中の車が接触した、強風で物が当たったといった、わずかな衝撃でもスラットは曲がります。
わずか数ミリの変形でも、上下動のたびにレールへ強く擦りつけられ、ガラガラと響く低音を生みます。
そのまま巻き取られると連結ピンの破断やスラット落下に直結します。
4. 巻取りスプリングの寿命(手動式)
手動シャッターに使われるスプリングの寿命はおよそ開閉5万回。
経年で伸び切るとシャフトが空転し、ガコンという打撃音を繰り返します。
最後にはバネが切れ、シャッターが自重で一気に落下する恐れがあり極めて危険です。
5. チェーンの伸び・モーター内部の損耗(電動式)
チェーンが伸びると歯車とかみ合わなくなり、カラカラという空回り音が続きます。
駆動側では負荷を受けたモーターがうなりを上げ、内部ギアを削りながら熱を帯びます。
焼き付きが起こると、部品交換はほぼ必須となります。
6. 建物側の歪みや外的要因
地震や台風で躯体がわずかに傾くと、レールが数ミリ曲がりシャッターが真っ直ぐ走らなくなります。
また隙間風でスラットがケース内に当たり、夜通しバタバタと叩く音が鳴り続ける場合もあります。
まず自分でやってみる―安全を確保したうえでの初期対応
音の種類と原因を推測できたら、次に行うのは安全確保です。
電動式ならブレーカーを落とし、手動式でも作業中に無理な開閉をしないよう、シャッターを肩の高さ程度で静止させてください。
続いてレール内を掃除します。
ほうきで大きな砂利を払い、掃除機で粉塵を吸い、最後に乾いた布で油汚れを拭き取ります。
スラットの継ぎ目やレールの上端に溜まったゴミは、古い歯ブラシで軽くこすり落とすと効果的です。
掃除が終わったら、シリコンスプレーをガイドレールの内側とスラット両端にだけ薄く塗布します。
電装部やスプリングに直接吹き付けるとトラブルの種になるため厳禁です。
塗布後は半開き状態でゆっくり1往復動かし、音が変わるか確かめます。
ここまでの作業で音が明らかに軽減すれば、汚れや油切れが主因だった可能性が高いと言えます。
ただし、数日以内に再び音が強まる場合は、内部の摩耗が進行しているサインです。
早めに専門点検を受けてください。
ここから先はプロの仕事!依頼を決断すべき4つの症状
まず自分でできる範囲で点検や清掃などを行ってみて、それでも以下のような症状が出る場合、プロに任せた方がベターです。
- 清掃・注油後も同じ音質、音量で鳴り続ける
- 巻き上げ速度が目に見えて低下している
- モーターカバーが手で触れないほど熱を帯びる
- レールに塗装の剥離や金属のバリが目視できる
これらは、すでに部品が損耗・変形している可能性が高い状態です。
特に電動シャッターのモーター部や手動シャッターのスプリング部は強いトルクがかかり、資格のない方が触ると大けがにつながります。
状態の診断だけでも、早めにご相談いただくことを強くおすすめします。
「修理費はいくら?」代表的な作業と概算目安
主な作業内容 | 料金目安(税込) | 備考 |
---|---|---|
レール清掃・注油 | 5,000円~15,000円 | 部品交換なし |
スラットゆがみ矯正 | 20,000円~50,000円 | 部分交換込み |
スプリング交換(手動) | 35,000円~80,000円 | サイズで変動 |
チェーン交換・調整 | 40,000円~90,000円 | 制御再設定含む |
モーター交換 | 100,000円~ | 据付・設定一式 |
実際の費用はシャッターの大きさ、メーカー、設置環境で上下します。
現地見積もりまでは無料ですので、「いくらかかるのか怖くて相談しにくい」という方もご安心ください。
追加料金のない明朗会計をお約束します。
関西全域・最短20分で駆け付ける「シャッター119」の強み
- 24時間365日受付
早朝の仕入れ前、深夜の閉店後でもお電話一本で対応。 - 無料出張見積もり
大阪市内なら最短20分、近隣府県も迅速に伺います。 - 全メーカー対応
三和・文化・YKKなど主要メーカーだけでなく、海外製や旧型モデルにも豊富な実績。 - 追加請求なしの事前提示
作業前に必ず総額をお示しし、ご納得いただいてから着手します。
お客様が安心して修理を依頼するために、まずは無料相談・出張見積もりをご利用いただくことを強くおすすめします。
現場での正確な診断と明朗な見積もりが、修理に伴う不安を解消し、適正な価格での修理へとつながります。
「シャッター119」は関西全域に密着し、迅速な対応と確かな技術でお客様のシャッター修理をサポートいたします。
もし、シャッターの修理費用に関して不安や疑問がございましたら、ぜひ一度、「シャッター119」の無料相談窓口にお問い合わせください。

異音を寄せ付けないための“月イチ5分”メンテナンス
月に一度、レールを乾拭きし、下端ゴムの亀裂を確認し、開閉途中で音の変化をチェックする。
これらわずか5分の習慣で、異音は驚くほど減ります。
半年に一度のシリコンスプレーと、年に一度の専門点検を組み合わせれば、設置後10年以上経過したシャッターでも静かに滑らかに動作させることができます。
ぜひ試してみてください。
まとめ:異音は“シャッターからのSOS”
シャッターの異音は、潤滑不足やサビのような軽症から モーター故障・スラット脱落といった重症まで、実にさまざまな原因で発生します。
放置すればするほど部品は摩耗し、「動かない」「落下した」という致命的トラブルへ発展します。
そして、結果として高額修理や長期操業停止を招きかねません。
異音に気づいた“いま”こそ対処のチャンスです。
異音トラブルを防ぐ4つの鉄則
- 異音を感じたら使用を中止し、安全を確保。
- 清掃・潤滑を試み、改善しない場合はすみやかに専門業者へ。
- 見積もりは複数社で比較し、内訳と保証の有無を必ず確認。
- 定期点検+日常メンテナンスで長寿命化と費用節減を実現。
「シャッター119」は、関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)へ最短20分で駆けつけます。
無料相談・出張見積もりを行っていますし、納得いただいてから作業を開始します。
異音が気になる方は、お電話一本でお気軽にご相談ください。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
