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【完全版】シャッター塗装の費用相場と内訳をプロが解説

修理・交換2025.09.11

「見積りの金額差が大きすぎて判断できない」「どこまで塗るのが正解?」「塗装と交換、長い目で見てどちらがお得?」
シャッター塗装は、“やる・やらない”・“範囲”・“塗料グレード”・“下地の傷み具合”で費用が大きく変わる工事です。

とくに関西は海風・台風・黄砂・交通粉じんなど環境負荷が高め。
錆の進行が早い現場も少なくありません。

本コラムでは、店舗・倉庫・ガレージのロールシャッターを中心に、塗装費用の相場レンジ内訳の正しい読み方サイズ別の概算例塗料選びと耐久年数塗装か交換かの判断軸まで、プロ視点でわかりやすく解説します。

このコラムを読んでいただければ、あなたの現場でいくらぐらいが妥当か何を比較すべきかが自分で判断できるようになります。

シャッター塗装が必要な理由と「塗るべきタイミング」

塗装の目的は美観回復だけではありません。
シャッターは金属製が中心のため、塗膜が劣化すると錆(サビ)→膨れ→穴あき→動作不良の順でダメージが進みます。

早めの塗り替えは、故障・交換リスクを下げる最良の予防保全です。

では、どのサインが「塗り替え時期」を示すのでしょうか。

塗装が必要になる主なサイン

  • 色あせ(退色)・チョーキング:手で触ると白い粉が付く。塗膜の防錆機能が弱まっている合図。
  • 点サビ・筋サビ:レール下端やスラット端部に赤錆が浮く。初期対応なら塗装で抑制可
  • 塗膜の浮き・剥離:日射・風雨で密着不良。下地処理と再塗装が必須
  • 動作時の擦れ跡・キズ:露出金属が増えると局所錆が急進行。
  • 美観の低下:店舗ファサードの印象ダウン。集客に影響する前に刷新がおすすめ。

「塗装で延命」か「交換」かの目安

  • 塗装でOK:錆が表面レベル/スラットに穴あき無し/レール・軸に歪み無し
  • 交換推奨広範囲の膨れ穴あき構造部の腐食/動きが頻繁に不調部品供給終了
    → 迷ったら現地診断で下地健全性を確認。塗装費が新設の50%超なら、交換も検討価値あり。

関西版:シャッター塗装の費用相場と内訳

費用はサイズ(面積)×下地の状態×塗料グレード×付帯作業で決まります。

ここでは関西の一般的な現場条件を想定した税込み目安を示します。
夜間対応・足場・重度ケレンなどは加算されるのが通常です。

種類・サイズ別の概算相場(1面あたり)

種別 / 代表サイズ標準3工程重度下地(+ケレン強化)備考
軽量手動 W3.0×H2.5m(約7.5㎡)8~15万円12~22万円養生・清掃・下塗/中塗/上塗
軽量電動 W3.0×H2.5m10~18万円14~25万円電装養生・操作部周り手間増
中型電動 W3.6×H3.0m(約10.8㎡)13~24万円18~32万円風雨面・粉じん面は加算
重量電動 W5.0×H4.0m(約20㎡)22~45万円30~60万円高所・機材・乾燥管理が必要

※標準3工程=下地処理(ケレン)→錆止め下塗→上塗2回(ウレタン/シリコン)。面積はスラット表裏と枠まわりの実塗面を概算化せず「表面のみ」で算出する簡易目安です。実際はレール内側・幕板・小口まで含めるため面積は増えます。

付帯・加算の目安

  • 重度ケレン(素地調整G2~G3相当):+3,000~8,000円/㎡
  • 足場・高所作業車(必要時) :+2~20万円
  • 夜間・休日施工:工事費の+10~30%
  • 色替え(濃淡差大)・ブランド色:+5,000~15,000円/面
  • ロゴ・ピクト再現5,000~50,000円(データ有無・サイズで変動)
  • 雨戸・枠・ボックス一体塗装:+1~5万円(範囲次第)

ワンポイント:ロールの巻取り側レール奥は塗り残しが発生しやすい“事故ポイント”。見積りに「レール内側・端部の処理」が明記されているか要確認です。

見積書の「正しい読み方」とは?適正価格を見抜くチェックリスト

合計金額だけで判断すると、工程省略薄塗りに気づけません。

比較すべきは工程×塗料×下地処理×養生×保証の5点。

ここが明瞭なら価格の妥当性を判断できます。

ここを確認!

  1. 下地処理(ケレン)
    • 表記例:手工具ケレン(ST-2)/電動ケレン/ブラスト相当
    • 錆が進行しているのに「簡易ケレン」だけなら再発リスク高
  2. 塗装工程数
    • 錆止め下塗1回+上塗2回が標準。2回仕上げは短命になりやすい。
    • 中塗と上塗の色替え指定で“塗り抜け”防止がベター。
  3. 塗料の種類・グレード
    • 錆止め:エポキシ系推奨。
    • 上塗り:ウレタン(5~7年)/シリコン(7~10年)/フッ素(12~15年)。
    • 製品名・メーカーの明記があると安心。
  4. 養生範囲
    • 電動機器・安全装置・床・隣接壁・ガラスの養生記載の有無。
    • 養生不足は機器故障塗料飛散クレームのもと。
  5. 安全・品質・保証
    • リミット確認・試運転近隣挨拶施工保証(例:1~2年)
    • 仕上がり写真・報告書の有無。

注意:「一式」表記のみ、工程・塗料不明、相場から極端に安い見積りは、工程省略希釈過多のリスク。塗り替えは“いま安くても早剥離で再塗装コストが増える”のが一番高くつきます。

塗料選びと耐久年数の考え方(コスパで比較)

“高い塗料=正義”とは限りません。
立地環境・使用頻度・予算のバランスで選ぶのが賢い方法。

ここでは代表的な選択肢の耐久・費用感・向き不向きをまとめます。

上塗り塗料の比較

種類期待耐久特色向く現場概算アップ額
ウレタン5~7年価格を抑えやすい/補修しやすい小規模・まずは美観回復基準
シリコン7~10年コスパ良好/耐候バランス◎一般店舗・ガレージ10~20%
フッ素12~15年高耐久・汚れに強い海沿い・幹線沿い・大型30~60%
重防食仕様15年~亜鉛リッチ等/厳環境向け海塩・薬品・工場個別見積

※ウレタン仕上げを基準とした、材料・手間の増減イメージ

色選びの実務ポイント

  • 濃色は退色目立ちにくいが、夏季の熱伸縮が大きくなる傾向。
  • 淡色は汚れが目立つが、熱影響が少なめ
  • ブランド色・ロゴ再現は耐候性インキ/クリヤー併用が安心。

施工の流れと工期目安(営業への影響を最小に)

“何日使えなくなる?”は現場の最重要テーマ。

段取りと乾燥管理次第でダウンタイムは最小化できます。

以下は標準的な進め方と1面あたりの目安工期です。

  1. 現地調査・打合せ:サイズ計測・傷み診断・色/塗料選定(30~60分)
  2. 近隣配慮:挨拶・工程案内・作業音/臭気の説明
  3. 養生・清掃:電動部・床・壁・ガラス・隣接車両等を保護
  4. 下地処理(ケレン・洗浄・脱脂):錆・旧塗膜の除去
  5. 錆止め下塗:エポキシ系等で防錆層を形成
  6. 上塗2回:インターバル乾燥を守って均一な膜厚へ
  7. 復旧・試運転:リミット・安全装置確認/清掃・引渡し

工期の目安(天候により変動)

  • 小~中型1面半日~1日(重度下地:1.5~2日)
  • 複数面面数×0.5~1日が目安
  • 夜間・定休日施工:可能。事前調整で営業影響ほぼゼロも実現

雨天は原則中止。無理な施工は早期剥離に直結します。梅雨前後・台風時期は予備日を確保しましょう。

DIYとプロの違い(費用・品質・安全)

「費用を抑えたい」その気持ち、よく分かります。

もちろん、小規模のタッチアップはDIYでも可能です。

ただし電動機器の養生・レール内の塗り回し・乾燥管理はプロの腕の見せどころ。
仕上がりと耐久に直結します。

DIYでできること

  • 点サビ補修:手工具ケレン→錆転換剤→タッチアップ塗装(材料3,000~8,000円程度)
  • 表面清掃・簡易コート:汚れ除去→薄い保護塗りで延命

DIYをおすすめしないケース

  • 電動シャッターモーター・センサーへの塗料侵入で故障リスク
  • 重度錆・剥離:下地不良は数ヶ月で再剥離しがち
  • 高所・多面:転落・飛散・近隣クレームの危険

結論:小さな補修はDIY、全体塗装はプロが結果的にお得。塗膜トラブルの再工事は、初回費用の1.2~1.5倍になりやすいのが実情です。

塗装か交換か?5~10年のトータルコストで比較

初期費用だけでは判断を誤りがち。

耐久・停止リスク・見た目の質まで含めて5~10年の合計で考えましょう。

例:W3.0×H2.5m/一般的店舗(10年想定)

  • 塗装(シリコン):15万円 → 8年後に再塗装15万円 ⇒ 計30万円
  • 交換(軽量電動):本体入替60万円+年次点検1万円×10 ⇒ 計70万円
    停止リスクを最小にしたい/電動化で利便性向上を狙うなら交換が有利。
    外観刷新が主目的/動作問題なしなら塗装がコスパ良好。

こんなときは交換

  • 広範囲の腐食穴あき構造部劣化
  • 度重なる動作不良(レール/軸が寿命)
  • 部品供給終了で修理不能

関西の環境別アドバイス(長持ちのコツ)

同じ塗装でも、立地で持ちは変わります。

関西の気候・風土に合わせてひと工夫しましょう。

  • 大阪湾岸・淡路・和歌山沿岸(塩害)
    • 重防食下塗+シリコン/フッ素がおすすめ。淡色で熱負荷を低減。
    • 年2回の淡水洗浄で塩分除去。
  • 幹線道路沿い(粉じん・煤煙)
    • 汚れに強い塗料クリヤーの併用で黒ずみ軽減。
    • 3~6ヶ月ごとの水洗いで再付着を防止。
  • 京都盆地・奈良(夏暑・冬冷)
    • 熱伸縮に強いシリコンが無難。濃色は歪み・剥離に注意。
  • 琵琶湖周辺(湿気・凍結)
    • 下端部の防錆強化・水切り周りの目地補修が効果的。
  • 六甲おろし・台風通過ルート(強風)
    • レール奥・端部の塗り残し撲滅固定ボルトの点検とセットで。

よくある質問(FAQ)

お問い合わせの多い疑問を抜粋しました。

現地の状況で最適解が変わるため、詳細は無料点検でご説明します。

Q1. 何時間で使えるようになりますか?
A. 乾燥条件にもよりますが、標準塗料で4~6時間後に軽い開閉可翌日以降の通常運用が安心です。夜間施工→翌朝オープンに間に合う段取りも可能です。

Q2. 電動シャッターの塗装で故障しませんか?
A. 養生と試運転が肝心です。モーター・センサー・リミット周りを保護し、引渡し前に上下限位置と安全装置を必ず確認します。

Q3. ロゴ入れ・ブランドカラー指定はできますか?
A. 可能です。色番号・データをご用意いただければ色合わせ・ステンシル等で再現します。

Q4. 保証はありますか?
A. 施工保証(例:1~2年)をお付けします。下地腐食・衝撃損傷など適用外条件は事前に明示します。

Q5. 雨が多い季節でもできますか?
A. 可能ですが、予備日を設け順延対応します。無理な施工は品質低下につながるため避けます。

Q6. 防火シャッターも塗れますか?
A. 外装塗装は可能ですが、作動機能に影響が出ない範囲メーカー推奨塗料での施工が前提です。詳細は個別確認となります。

参考価格シミュレーション(関西想定・実務設計)

“うちならいくら?”の目安が掴めるよう、具体的な3パターンを想定しました。

実測・下地状態で変動します。

① 路面店・軽量電動(標準汚れ・色替えなし)

  • W3.0×H2.5m/1面
  • 工程:ケレンST-2→エポ錆止→シリコン上塗2回/電装・床・ガラス養生
  • 目安:12~18万円(税込・足場なし)

② 3面連装・粉じん多め(ロゴ再現あり)

  • W3.0×H2.5m×3面
  • 工程:電動部・ガラス・歩道広域養生/重度ケレン一部/シリコン仕上/ロゴステンシル
  • 目安:36~60万円(歩道占用・夜間+10~20%)

③ 倉庫・重量電動(高所・重度錆)

  • W5.0×H4.0m/1面
  • 工程:高所作業車/重度ケレン(ディスク)/エポ防錆厚膜→フッ素上塗2回
  • 目安:30~60万円(条件により+機材費)

POINT:複数面は段取り効率が上がるため、1面あたり単価が下がる傾向。反対に単独・狭小・高所は手間が増えます。

見積りを成功させるチェックリスト(写真の撮り方つき)

初回のお問い合わせ時に以下を共有いただくと、概算→現地→正式見積りがスムーズです。

必要情報

  • おおよその幅W×高さH面数
  • 手動/電動、操作位置、日々の開閉回数
  • 気になる点(錆・剥離・異音・動作不良
  • 立地(海沿い/幹線沿い 等)・施工希望時期
  • ブランド色・ロゴの有無/夜間・定休日施工の可否

写真のコツ

  • 正面全景・左右レール下端~上端巻取りボックス錆のアップ
  • 床・隣接物(車・看板・ガラス)・作業スペースがわかる1枚

まとめ

シャッター塗装は、見た目の回復だけでなく錆の進行を止める投資です。

工程を省かない塗料を選ぶ下地を整える

この3点を押さえれば、費用に見合う耐久が得られます。

交換と迷う場合も、5~10年のトータルコストで考えれば答えが見えてきます。

関西は塩害・強風・粉じんなど環境影響が大きい地域。
現地の実情に合わせた仕様設計が寿命を左右します。

費用の不安や工期のご相談、夜間・定休日施工の調整もお気軽にどうぞ。

相場が知りたい」「塗装と交換で迷っている」「営業に影響なく進めたい」まずは無料相談から。

シャッター119は大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀をフルカバー。
店舗・倉庫・ガレージなどのシャッター専門として、現場に最適な工程・塗料・工期をご提案します。

費用の“理由”がわかれば、良い判断ができます。
シャッター119は、数字に強い見積りていねいな施工で、あなたの現場を安全・きれい・長持ちにします。

まずはお気軽にご相談ください。

【ご依頼の流れ】

  • 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
  • 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
  • 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
  • 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。

修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。

「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。

いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。

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