施工内容の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工エリア | 愛知県名古屋市 |
| メーカー | 東洋シャッター |
| シャッターの種類 | ガレージ用電動シャッター |
| 症状 | 上がりきらない・降りすぎる(停止位置がずれる) |
| 原因 | チェーンの劣化とモーター側スプロケットの摩耗によるギア飛び |
| 施工内容 | モーター交換・チェーン交換・障害物検知装置交換・無線装置(受信機/送信機)交換 |
| 施工時間 | 現地調査 約30分/取替作業 約3時間(部品手配後、後日施工) |

東洋シャッターの電動シャッターが上がりきらない・降りすぎるとご相談
名古屋市のお客様より、「ガレージの電動シャッターが最後まで上がりきらず、閉めるときは降りすぎてしまう」とご相談をいただきました。
お話を伺うと、次のような症状が出ていたそうです。
- 開けるときに天井まで上がりきらず、中途半端な位置で止まる
- 閉めるときに床に当たっても止まらず、スラット(シャッターの板)がたわむ
- 症状が出る日と出ない日があり、日に日に悪化している
停止位置が毎回ずれる症状は、停止位置の設定ミスではなく、モーターの動力を伝える部品が空回りしているサインです。 そのまま使用を続けると、スラットの変形やモーターの焼き付きにつながります。
現地調査で分かった電動シャッターが途中で止まる原因

シャッターボックス内を確認したところ、原因はモーター側のスプロケット(チェーンを掛ける歯車)の摩耗とチェーンの劣化でした。
スプロケットの摩耗によるギア飛び

写真は巻き取り軸側のスプロケットです。全体にサビが広がり、歯の先端がすり減って尖った状態になっていました。
モーター側のスプロケットも同様に摩耗しており、伸びたチェーンと噛み合わなくなっていました。
ギア飛びで起こる症状
- 動作中に「ガチン」と音がして一瞬止まる
- モーターは回っているのにシャッターが進まない
- 上限・下限の停止位置が毎回ずれる
モーターは回転数で停止位置を記憶しています。チェーンが歯を飛び越えるたびに実際のシャッター位置と記憶位置がずれるため、「上がりきらない」「降りすぎる」という症状になります。
障害物検知装置と無線装置の故障

スラットの最下部に取り付けられている障害物検知装置の送信機(TX-1C型)も確認しました。障害物検知装置は、シャッターが降りる途中で人や車に当たった際に自動で停止・反転させる安全装置です。
テストしたところ送信機が反応しておらず、受信機(TR-12C型)も製造から年数が経過し、リモコンの受信も不安定な状態でした。
安全装置が機能していない電動シャッターは、万が一の挟まれ事故につながります。 モーター・チェーンの交換と合わせて、電装部品を一式取り替えることをご提案し、ご了承いただきました。
電動シャッターのモーター交換と電装部品一式取替の施工手順
部品はメーカーから取り寄せる必要があるため、現地調査の後日に作業を行いました。
旧モーター・チェーン・受信機の取り外し

電源を遮断してから、モーター・チェーン・受信機を取り外しました。写真は取り外した旧部品です。モーター本体は全体にサビが回り、チェーンも伸びて茶色く変色しています。
新しいモーターとチェーンの取り付け

新しいモーターを同じ位置に据え付け、新品のチェーンを掛けて張り具合を調整しました。写真奥に見えるのが新しいモーターのスプロケットで、歯の形がはっきりしているのが分かります。
手前は新しい受信機(TF-2H型)です。リモコンの信号を受け取り、モーターへ開閉の指示を出す部品で、旧型のTR-12Cから現行品に更新しました。
障害物検知装置の交換

スラット最下部の送信機を新しいTX-1H型に交換しました。写真右側のダイヤルで開閉の動作モードを切り替えられる現行品です。
交換した電装部品
| 部品 | 旧型 | 新型 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 受信機 | TR-12C | TF-2H | リモコン信号を受信しモーターを制御 |
| 送信機 | TX-1C | TX-1H | 障害物を検知して停止信号を送信 |
| モーター | 旧型 | 現行品 | シャッターの巻き上げ・巻き下げ |
停止位置の設定と動作確認

最後に上限・下限の停止位置を設定し、リモコンの登録と障害物検知のテストを行いました。何度も開閉を繰り返して、毎回同じ位置で止まることを確認して完了です。
上がりきらない・降りすぎる症状は解消し、障害物に当たると確実に停止・反転するようになりました。
電動シャッターの寿命とモーター交換費用の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 電動シャッターの寿命 | 約10〜15年 |
| モーター・チェーンの寿命 | 約10年(使用頻度により前後) |
| モーター交換費用 | 約8〜20万円(機種・サイズにより変動) |
| 電装部品一式取替の費用 | 約15〜30万円(モーター・受信機・送信機含む) |
電装部品を個別に交換していくと、その都度出張費や作業費がかかります。年数が経過したシャッターは、一式で取り替えたほうが結果的に費用を抑えられるケースが多いです。
電動シャッターが上がらない・下がらない時の直し方と注意点
ご自身で確認できるポイントは次のとおりです。
- リモコンの電池を交換してみる
- 壁のスイッチでも同じ症状が出るか確認する
- 障害物検知装置の前にゴミや物が付いていないか確認する
- 停電や落雷の後であれば、ブレーカーを入れ直す
やってはいけないこと
- 上がりきらないシャッターを手で持ち上げる
- 降りすぎたシャッターを無理に引き上げる
- チェーンやスプロケットに自分で注油して様子を見る
ギア飛びが起きている状態で動かし続けると、スラットの変形やモーターの焼損につながり、修理費用が高額になります。 停止位置がずれ始めたら、早めに点検をご依頼ください。
まとめ
名古屋市で、東洋シャッターの電動シャッターのモーター交換と電装部品一式取替を行った施工事例をご紹介しました。
- 上がりきらない・降りすぎる症状は、スプロケットの摩耗とチェーンの劣化によるギア飛びが原因
- 安全装置(障害物検知装置)の故障は、放置すると挟まれ事故につながる
- 年数が経過した電動シャッターは、電装部品を一式取り替えることで費用と手間を抑えられる
シャッター119では、東洋シャッターをはじめ各メーカーの電動シャッター修理に対応しています。「停止位置がずれる」「安全装置が効いていない気がする」と感じたら、お気軽にご相談ください。

