今回のお客様はガレージの電動シャッター。普段はスイッチを1回押せば開いたり閉まったりしていたシャッターが、完全に開けるまで、閉めるまでスイッチを押し続けないと動かなくなってしまったとのことで大変お困りでした。
何が原因だったのでしょうか?
リミット、障害物検知装置のズレ
- シャッターリミット
- 障害物検知装置のズレ
単語をみるとわかるようでわからないですよね。
今回のシャッターの不具合は、お車を挟んだことがきっかけで起きたことが発端でした。
シャッターのリミットというのは、簡単に書くとシャッターを上げる、下げる位置を調整できる装置のことです。
この装置があることで、シャッターを完全に上がった時や、下げるときに地面に接地したときに自動的に止まるように設定できるのです。
電動シャッターの多くは、障害物検知装置というものが多いです。
これは、電動でシャッターが下に降りていく途中で何かに当たったり感知したりすると自動で停止するための安全装置です。
最近ではレーザーでシャッターの下を何かがよぎると停止したりする感度の良いものを搭載しているシャッターもあります。
今回の電動シャッターは、車を挟んだことでこの障害物検知装置が働き停止しました。
安全装置が増えている
今回の修理は、お客様との相談の結果仕様変更し、障害物検知装置の解除をすることになりました。
この障害物検知装置というのは、不具合が起きると、ものを挟んだときの安全装置なのでスイッチを押し続けたままでないとシャッターが動かないという症状が出てくるのです。
障害物検知装置を解除することで、ボタンを1回押すだけで上げたり下げたり元の生活に戻ることができるようになりました。
最近の電動シャッターには、障害物検知装置という安全装置がたくさん付いていることが多く、人的にケガをしたり事故したりすることは減りました。
がしかし、電気系統が多く存在しているので、電動シャッター自体の不具合やトラブルは多くなってきているように体感しています。
5年に1回のシャッターメンテナンスをおすすめします
シャッターが壊れると、じゃあ新しいシャッターに交換しよう!となる方は非常に稀です。
なぜならシャッター本体価格が高額だからです。
どうにもこうにもシャッターを丸ごと交換しないといけなくなるような場合は仕方ありませんが、極力避けたいと思われる方が多いのが現状です。
普段シャッターのことを考えることは少ないと思いますが、不具合や故障が起きるとたちまち困った状態になります。
- 出かけなければならないのに、シャッターが開いたままだと出られない
- シャッターが開かないとお店が開けれない
- シャッターが閉まらなければお店を閉めることもできない
- シャッターがあることで車や道具などをしまっているのに、雨や風から守ってもらえなければ意味がない
- 防犯的に心配
- 何時に治しに来てもらえるんだろう?
- どのくらいシャッター使えなくなるんだろう?
- シャッターって直すのいくらかかるの?・・・
心配事が尽きない状態になってしまいます。
電動シャッターの寿命はだいたい10〜15年といわれています。
シャッター丸ごと交換をできるだけ避けたいとすれば、やはり5年に1回のメンテナンスをお勧めしています。
シャッターについて修理やお困りごとがあればお任せください。
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
依頼先のお客様とお話し、ご納得された上で修理を開始させていただきます。
当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそうだとか、費用がかかりそうだと判断した場合は、必ず手を止めてサイドご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんので安心してご連絡くださいませ。