突然、シャッターが「ガタン!」と音を立てて途中で止まり、それきり全く動かなくなってしまった。
そんなご経験はありませんか?
「倉庫の出入口が開かず、出荷が遅れる」「店舗のシャッターが降ろせなくて防犯が心配」
こうしたご相談が関西全域(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)でも年々増加しています。
本記事では、シャッターの巻き上げバネ(スプリングシャフト)が切れたときの根本的な原因・典型的な症状・緊急時の安全な対処法・絶対にやってはいけないNG行動・修理(バネ交換)の具体的流れや費用目安・プロに任せるべき理由まで、 実際の現場経験と専門的知見に基づいて詳しく解説します。
巻き取りバネ(スプリングシャフト)とは? ~シャッター“筋肉”の正体~
業務用シャッターのバネ構造
業務用重量シャッター(板厚1.6mm以上)は、幅3mで200kg、幅5mなら300kg以上にもなる大きな鉄の扉です。
これを人の力や小型モーターで軽々と動かせるのは、巻き取りバネ(スプリングシャフト)の反発力がサポートしているからです。
部品名 | 主な役割 | 交換目安 |
---|---|---|
スプリング(コイル) | 開閉補助トルク発生 | 開閉2〜3万回(10〜15年) |
シャフトパイプ | コイルを収めて軸受として回転 | 曲がり・摩耗時 |
プラグ | コイル両端の固定 | 摩耗・ねじ切れ時 |
このバネが切れると、突然“人力で鉄の塊を持ち上げる”のと同じ状況になります。
持ち上がらない、途中で落ちる、動かない…
バネはシャッターの“筋肉”であり、命綱でもあるのです。
バネ切れの主な原因と典型的な症状
主な原因
1. 経年劣化(金属疲労)
長年の開閉でコイル内部の金属組織が疲労し、突然破断することがよくあります。
設置10年を超えると急激に破断リスクが高まります。
2. サビ・潤滑不良
倉庫・工場のような多湿、沿岸部の塩害地(大阪湾岸・和歌山沿岸など)ではコイルがサビやすく、
摩擦・熱で焼き付き→破断につながります。
3. 過負荷・誤調整
重量増(補強パネル・看板追加等)や、素人がバネの巻き数を過大に調整した場合も、
設計以上の負荷で早期破断が発生します。
バネ切れ時の症状チェックリスト
- 突然「バチン!」という大きな金属音がする
- それ以降、手動ではびくともしない
- 電動タイプでもモーターが空回りし、上がらない・途中で止まる
- シャッターが自重で急に落ちてくる(落下)
- 途中までしか開かず、全開しない
上記の症状は、ほぼ例外なく“巻き取りバネ破断”です。
バネ切れ時の緊急対処と絶対NG行動
1. 安全確保のための手順
- 電動タイプは必ず主電源(ブレーカー)OFFに
- 途中停止中の場合はジャッキや木片などで仮受けし、落下を防止
- 黄色テープやコーンで作業エリアを立入禁止に
- 全体・バネ部・異常箇所の写真を撮り、業者へ送付
2. 絶対にやってはいけないこと
NG行動 | トラブル例 |
---|---|
力任せで持ち上げる | 手を挟む・落下で骨折・車両破損等 |
モーターを強制運転 | モーター焼損・ギア欠け・高額修理 |
グリス・潤滑油を大量注入 | 油膜でバネが滑り、巻き数ズレ・再破断 |
一時しのぎの“応急策”は二次災害や高額修理につながります。
動かさず・無理せず・早めのご相談が最善です。
DIY修理の危険性 ~「巻き取りバネ交換」はなぜプロ専用か
危険ポイント1:強大な反動力
幅4mの重量シャッターなら、300kg超のトルクが残ることも。
誤って工具が外れたり手順を誤ると、コイルが一気に跳ねて大怪我をするリスクがあります。
危険ポイント2:巻き数調整はミリ単位の精度
シャッター重量・寸法・スラット厚をもとに、
必要トルクを計算し0.25巻単位で調整します。
わずか1巻ずれただけで「途中で止まる」「勝手に落ちる」など別の重大トラブルが発生します。
危険ポイント3:万一の事故・再発時の保証ゼロ
自己流修理は全て自己責任。
プロは作業賠償保険と1年保証が付きます。
プロが行うバネ交換の流れ・作業内容
手順 | 作業内容 | 目安時間 |
---|---|---|
1 | 現地計測(寸法・既設バネ型番・破断状況確認) | 10分 |
2 | ボックス開口・内部点検 | 10分 |
3 | 破断バネ除去・シャフト清掃 | 20分 |
4 | 新品バネ・プラグ組み込み(JIS適合コイル使用) | 30分 |
5 | 巻き数設定・リミット調整(トルクバー使用・試運転繰返し) | 40分 |
6 | 安全装置試験(光電センサー・過巻防止装置の動作確認) | 20分 |
7 | 開閉テスト・清掃・作業報告書・保証書発行 | 20分 |
標準サイズで計2~3時間、超大型なら半日が目安です。
修理費用・見積もりポイント
幅×高さ | 症状 | 費用(税込) | 作業時間 |
---|---|---|---|
3m×3m | 片側破断 | 66,000~77,000円 | 2時間 |
4m×4m | 両側交換 | 99,000~121,000円 | 2.5時間 |
6m×5m超 | 超大型・特注 | 165,000円~ | 4時間~ |
見積時の必須チェック
- 左右同時交換が前提になっているか
- 保証期間(1年が標準)
- 夜間・遠方加算、追加料金の有無
バネ切れを防ぐメンテナンス実践表
頻度 | 作業 | ツール | 主な目的 |
---|---|---|---|
毎日 | 開閉テスト | 目視・聴診 | 重さ・異音の早期発見 |
月1 | レール清掃 | 乾拭き・ブロワー | 摩擦・ホコリ低減 |
3か月 | シリコン潤滑 | 無溶剤スプレー | 錆・摩耗抑制 |
半年 | ボルト増し締め | トルクレンチ | 緩み是正 |
3年 | プロ点検 | 業者依頼 | 巻き数・トルク総合チェック |
10年 | 予防的バネ交換 | 業者依頼 | 突然破断・長期停止防止 |
シャッター119の強み(関西全域対応)
- 全メーカー・全型式対応
文化、三和、東洋、日軽金、図面・型番不明でも現地計測OK - 豊富な在庫と即応力
標準サイズのバネ・シャフトをサービスカー常備
初回訪問・一発復旧率90%以上 - 明朗会計・追加請求ゼロ
現地見積もり・了承後に作業着手、
追加部品・夜間加算も事前説明で安心 - 1年保証とアフターケア
部材・工事とも1年保証付き、再破断も無償対応 - 24時間コールセンター
深夜・早朝でも技術者が直接応対、即ヒアリング~出動可
もし、シャッターのバネが切れてしまったという状況に直面された際は、まずは当社の無料相談・出張見積もりをお試しください。
専門スタッフが迅速にお伺いし、正確な診断と適切な対策をご提示することで、安心して修理を進めていただけます。

まとめ ― “触らない・慌てない・まず相談”
- バネ切れは調整・給油では直らず交換が必要
- DIY修理は重大事故・高コストにつながる
- 標準費用は66,000~121,000円/2~3時間で復旧可能
- 10年経過・異音・重さを感じたら予防交換を検討
- 大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀などの関西全域の方は
「シャッター119」が24時間サポートします
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「見積もりだけ知りたい」も大歓迎です。
0120-646-022までお気軽にご連絡ください。
“困ったときの「シャッター119」”と覚えておいていただければ幸いです。
【ご依頼の流れ】
- 点検:まず、シャッターの損傷箇所を点検します。
- 見積もり:修理にかかる費用を見積もります。
- 修理:必要な部品を交換し、シャッターを修理します。
- 動作確認:修理後、シャッターが正常に動作するか確認します。
修理は、必ず依頼いただいたお客様とお話し、ご納得いただいた上で開始させていただきます。
「当初の見積もりよりも部品の発注をしないといけなくなりそう」「費用がかかりそう」だと判断した場合は、必ず手を止めて再度ご提案をさせていただきます。
いきなり修理を始めて、修理後にビックリする金額を請求するようなことはございませんのでご安心ください。
