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電動シャッターのリミット調整〜停止位置の調整完全ガイド

修理・交換2025.05.16

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この記事の著者

シャッター119 編集部

関西でシャッター事業を展開しております。代表の私が長年の経験に基づき、修理費用の目安、業者選びのポイント、日々のメンテナンス方法などを簡潔に解説。シャッターに関する疑問を、スピーディーに解決します。シャッターの修理・交換も「シャッター119」にお気軽にご相談ください♪

「電動シャッターが最後まで上がりきらない」「逆に上がりすぎる」「下まで降りきらない」「降りすぎる」といった不具合でお困りではありませんか。 このような症状が発生した場合、シャッターの停止位置を制御する装置であるリミット停止位置のズレが原因として考えられます。

リミット停止位置のズレは、一度調整を行っても再発する可能性もあるため、最終的には専門業者による修理が必要となる可能性が高い症状です。 しかし、どうしても車を出す必要がある場合などの応急処置としては、ご自身でのリミット調整が非常に有効です。 まずは調整を行い、それでも症状が再発した場合は修理を依頼した方が良いでしょう。

本記事では、店舗やガレージ、倉庫などに設置された大型電動シャッターを対象に、リミットスイッチに関する基礎知識や2種類ある調整手順、さらにはプロに任せるべき判断基準などを詳しく解説します。 関西エリアの大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀でシャッタートラブルにお困りの方は、ぜひ最後までご覧いただき、安全確実な運用に役立ててください。

リミットスイッチとは~シャッター上下限を決める重要装置

1.リミットスイッチの役割

電動シャッターには、上限と下限の停止位置を制御するための装置としてリミットスイッチが搭載されています。 モーターでシャッターを巻き上げたり下ろしたりするとき、あらかじめ設定された位置に達すると自動的に動作を停止させる仕組みです。

このリミット設定が狂うと、想定外のタイミングでシャッターが止まってしまうなど、さまざまな不具合が発生します。

代表的な症状の例

  • シャッターが床まで降り切らずに途中で止まる
  • 完全に閉まったはずが少し巻き戻って隙間が空く
  • ボックス内に巻き取りすぎてシャッターの面を構成する板であるスラットが歪む
  • 停止ボタンを押しても反応が遅れる、またはまったく止まらない

こうした症状が現れたら、まずはリミットスイッチの調整が必要だと判断できます。

2.リミットスイッチとセンサーの違い

シャッターには、リミットスイッチのほかにも障害物を検知するための光電管センサーなどの安全センサーが取り付けられている場合があります。 センサーは、下端に何か物が挟まったり感知ラインを遮られたりしたときに作動してモーターを停止させる安全装置です。

一方、リミットスイッチはあくまで上下限の位置を制御する装置であり、安全センサーとは役割が異なります。 障害物があるわけでもないのに途中で止まるといった症状は、リミットスイッチの設定ミスや故障が原因の可能性が高いと言えるでしょう。

シャッターリミットがずれる主な原因

リミットスイッチはシャッター本体とモーターの動きを連動させる繊細な装置です。 以下のような要因により設定が狂ったり、内部部品が故障したりすることがあります。

  1. 振動や衝撃によるズレ 大型シャッターは毎日のように動かしていると振動が加わり、内部のネジや調整ダイヤルが少しずつ緩む場合があります。 車や荷物がぶつかったりしてシャッター全体が歪んだ場合にも、リミット位置がずれやすくなります。
  2. 経年劣化 リミットスイッチの部品は使い続けるうちに摩耗し劣化します。 年数が経つと微妙な誤差が蓄積し、本来の停止位置からズレが生じやすくなるのです。
  3. 非常操作後の再設定忘れ 停電や非常事態で手動開放を行った後に、リミットスイッチの再設定をせずに放置していると、本来の上下限位置がリセットされる場合があります。
  4. 障害物が挟まって動作異常 レールに挟まった小石やホコリ、あるいは大きな障害物を巻き込みそうになった際、安全装置やリミットスイッチが誤作動を起こして位置がずれるケースがあります。
  5. 内部基板やモーターのトラブル リミットスイッチ自体は正常でも、シャッターの動作をコントロールする電子回路である制御基板やモーターに不具合があると、リミット指令が正しく伝わらず途中停止してしまうこともあります。

リミットスイッチの調整方法と基本手順

「もしかしてリミットがズレたのかも」と感じたら、応急処置として再調整を試みるのが有効です。 リミットの調整方法は、大きく分けて電子調整リミットと手動調整リミットの2種類があります。

リミット調整の種類特徴と見分け方
電子調整リミットモーター部分にリミット装置がないタイプです。主に三和シャッターのSAシリーズ・SBシリーズや、東洋シャッターのSHシリーズなどが該当します。
手動調整リミットモーター部分にリミット装置があるタイプです。

ご自宅や店舗のシャッターがどちらかわからない場合は、まずは電子調整の手順から試してみてください。

1.準備と安全対策

調整を始める前に、まずは以下の安全対策を行ってください。

  • 電源をオフにする:手動で内部を触る際は、必ずモーターの電源を切り、ブレーカーを落として安全を確保します。
  • 必要な工具を用意:プラスドライバーや六角レンチ、小さめのスパナなど、カバーを外すための工具を事前に準備します。
  • 脚立と保護具:高所作業になるため、ヘルメットや軍手を用意し、脚立をしっかり固定して転落を防止します。

2.電子調整リミットの調整手順

モーター部分にリミットがない、あるいは三和シャッターのSAシリーズやSBシリーズ、東洋シャッターのSHシリーズなどをご使用の場合は、以下の手順で電子的に設定を行います。

  1. モーター下部にある調整ボタンを「ピー」と電子音が鳴るまで長押しします。
  2. 停止ボタンを押したままの状態で、下ボタンを3回押してから手を離します。
  3. 「ピーピッピー」と音が鳴り、リミット調整モードに入ったことを確認します。
  4. シャッターを止めたい上限の停止位置まで上げます(上ボタンを押し続けます)。
  5. 停止ボタンを押したままの状態で、上ボタンを3回押して手を離します。これで上限リミットの設定が完了します。
  6. 次に、シャッターを止めたい下限の停止位置まで下ろします(下ボタンを押し続けます)。
  7. 停止ボタンを押したままの状態で、下ボタンを3回押して手を離します。これで下限設定も完了です。

3.手動調整リミットの調整手順

モーター部分にリミットがあるタイプの場合は手動で調整を行います。 基本的にはリミットの蓋の裏面に具体的な調整方法が記載されていますので、そちらを確認しながら進めます。

  1. シャッターを収納するシャッターボックスが付いている側(内側か外側)から見て、モーターが左右どちらに付いているかを確認します。 右に付いている場合は蓋の裏面にある「右の調整方法」を、左の場合は「左の調整方法」を確認してください。
  2. モーターのブレーキを解除して手で動かせる状態であるフリー状態にし、シャッターを手動で操作します。
  3. 止めたい上限、または下限の位置までシャッターを動かします。
  4. 蓋の裏面の説明に従って、上限または下限のリミットスイッチをセットします。

失敗しやすい調整例とプロに任せるべきタイミング

応急処置としてリミット調整は有効ですが、重量のあるシャッターやモーターの構造には危険要素も多く、誤った設定で不具合を悪化させる可能性もあります。

1.よくある失敗例

  • 力任せにダイヤルを回しすぎる 手動調整の場合、適正範囲を超えてダイヤルを回してしまい、逆に全く止まらなくなることや逆転運転してしまうことがあります。
  • 上限と下限を勘違いする ラベル表記を見間違えて設定することで、かえってズレが大きくなる例が少なくありません。
  • 作業中にシャッターを動かして挟まれる 電源をオフにし忘れ、誤作動でシャッターが動いてケガをする危険があります。
  • リミットスイッチ以外の部品が故障している 本当の原因がモーターや基板だった場合、いくらリミットを調整しても改善しません。結果的に余計な時間を浪費するだけになってしまいます。

2.プロに任せるべきケース

  • リミット調整を行って一度直っても同じ不具合が再発する
  • 高所作業やフリー状態にする手動操作に不安がある
  • 電気配線やモーターへの知識が乏しく、感電や基板を壊すリスクがある
  • 本当にリミットのズレが原因かわからない

業者に依頼すれば、短時間で原因を特定し、正確に部品交換や調整を行ってくれます。 DIYで手こずった挙句に修理が長引くよりも、結果的にコストを抑えられる場合が多いです。

リミットスイッチを修理・交換する際の費用相場

「リミットスイッチの調整だけで済むなら、あまり費用はかからないのでは」と思うかもしれませんが、実際には原因やシャッターの状態によって金額は大きく変動します。 あくまで目安として参考にしてください。

  • 簡単な再調整のみ 出張費と作業費で1万円から2万円前後が相場です。簡易調整で改善できるなら比較的安価です。
  • リミットスイッチ部品の交換 故障している場合は部品代と作業費で3万円から5万円程度になるケースが多いです。シャッターのサイズやメーカーによって変動します。
  • モーターや基板周りの修理・交換 リミットだけでなくモーターや制御盤が故障している場合、10万円以上かかることもあります。シャッター自体が古い場合はまるごと更新を検討することもあります。

正確な金額は現地で見てみないとわからないというのが実情です。 信頼できる専門業者に無料見積もりを依頼し、あらかじめ予算や施工内容を確認するのが賢明でしょう。

再発防止のための日頃のメンテナンスポイント

リミットが正常に働くためには、シャッター全体の状態管理が重要です。 以下のような日頃のメンテナンスを心掛けることで、リミットズレの再発を防ぎ、故障リスクを下げられます。

  • 動作チェック 毎回の開閉時に「いつもと停止位置がズレていないか」「途中で異音や異常振動がないか」を確認します。 小さな違和感を見逃さず早めに対処すれば大事に至りません。
  • レールの清掃 レールに砂利やゴミが詰まると、シャッターが引っかかってスイッチ位置が狂いやすくなります。 定期的にホコリを除去して滑らかな動作を維持しましょう。
  • 障害物センサーの点検 シャッター下部や横に取り付けられたセンサーが汚れていると誤作動を起こし、途中停止が頻発するケースがあります。
  • 振動や衝撃対策 なるべくシャッターに無理な力を加えないように扱うこともポイントです。 大きな荷物や車がシャッターに接触しないよう注意し、丁寧な使用を心掛けましょう。

まとめ~シャッター停止位置のズレは放置しない

電動シャッターが想定外の位置で止まったり、最後まで閉まらなかったりする不具合は、多くの場合リミット停止位置のズレが関係しています。 応急処置としてご自身で再設定を行うことで改善することもありますが、再発する場合は修理が必要です。

  • リミットとは:シャッターの上限と下限を自動停止させるための制御装置です。
  • ズレが起きる原因:経年劣化や振動、非常操作後の再設定忘れなどがあります。
  • 調整手順:電子調整と手動調整の2種類があり、わからない場合は電子調整から試します。
  • プロ依頼のメリット:安全確実に短時間で直せるうえ、他の箇所も総合点検できます。

万が一、ご自身で調整してもうまくいかない場合や、症状が再発して修理が必要なときは、ぜひプロに相談してください。

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