「シャッターの制御盤に謎のエラーコードが…」 「マニュアルを探してもよく分からない」 「業者に電話する前に、自分で何かできないだろうか?」
ガレージや店舗、工場などの電動シャッターを使っていると、突然エラーコードが表示されたり、赤い警告ランプが点灯したりして慌てた経験はありませんか。
シャッターが故障して動かなくなった際、点検口を開けてモーターにある制御盤を確認すると、エラーコードが点滅している場合があります。このエラーコードを見ることで、修理が必要な不具合なのか、それともご自身で直せる問題なのかを確認することができます。
本記事では、関西全域で多数の施工を行ってきた実績から、代表的7メーカー(文化・三和・東洋・LIXIL・三協アルミ・YKK AP・鈴木)のエラーコード一覧と、その意味や直し方を徹底解説します。
ユーザーが自分でできるリセット手順と、プロに頼むべき判断ポイントもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
シャッター制御盤のエラーコードとは?
電動シャッターの多くには自己診断機能が搭載されています。 異常が発生した際、エラー番号や警告ランプ、リモコンの点滅などでユーザーにトラブルを知らせる仕組みになっており、原因究明や修理対応をスムーズにする大切な役割を持っています。
エラー表示には、「E01」等の番号表示、警告ランプの点滅、液晶表示部のエラーメッセージ、ブザー音など、メーカーや機種ごとに複数のパターンがあります。
エラーコードの意味や解除方法はメーカーによって異なります。 エラーコード付近にコード種別の記載がある場合は、まずそちらをチェックしてください。記載がない場合は、メーカー名・型番・制御盤の写真を控えたうえで、以下の一覧と照らし合わせてみてください。

【文化シャッター】エラーコード一覧と直し方
文化シャッターの場合、番号だけでなく警告ランプの点灯やブザー音で異常を知らせることもあります。ここでは主要なエラーコード6種類と、その意味や対処法を解説します。
| エラーコード | エラーの名称 | 意味と原因 | 対処法・直し方 |
|---|---|---|---|
| 1 | サーマル停止 | モーター過熱・過負荷 | モーターや制御盤など電気系統のエラーです。修理業者を呼びましょう。 |
| 2 | MSS-4 電池異常 | 障害物検知装置の電池異常 | シャッター最下部にあるセンサーの電池交換で直る可能性があります。 |
| 3 | MSS-4 停止 | 障害物検知装置が作動 | 物が挟まっていないか確認します。挟まっていない場合は断線などの恐れがあるため修理が必要です。 |
| 4 | テープSW 停止 | テープスイッチの異常 | レール内部の安全装置に不具合が出ています。レール内の引っかかりや異物を確認してください。 |
| 5 | 光電管 停止 | 光電管センサーが作動 | 光電管レンズにゴミや障害物が無いかを確認・清掃してください。 |
| 6 | リミット 異常 | 上下限停止位置の異常 | リミットの設定をやり直してみます。直らない場合は業者へ依頼してください。 |
①サーマル停止など電気系統の異常
「1:サーマル停止」などの異常は、モーターや制御盤に出力負荷がかかっているなど、電気系統のエラーを示しています。 この場合はご自身での復旧は難しいため、速やかに修理業者を呼んでください。
②障害物検知装置の電池異常
「2:MSS-4電池異常」は、シャッター最下部にある障害物検知装置(座板スイッチ等)の電池が切れている、または異常がある状態です。 この場合、センサーの電池交換を行うだけで直る可能性があります。
③障害物検知装置の作動
「3:MSS-4停止」は、障害物検知が働いている状態です。まずはシャッターの下に物が挟まったりしていないか確認してください。 何も挟まっていないのにエラーが出る場合は、配線の断線等の恐れがあるため修理が必要です。
④テープスイッチの異常
「4:テープSW停止」は、レール内部の安全装置に不具合が出ている状態です。 レール内に物が引っかかっていないか、異物がないかを確認し、清掃を行ってください。
⑤光電管センサーの作動
「5:光電管停止」は、光電管センサーが働いている状態です。 センサーの光電管レンズにゴミが付着していたり、感知エリアに障害物が無いかを確認してください。
⑥リミットの異常
「6:リミット異常」は、シャッターの上限・下限の停止位置制御に異常が生じています。 まずはリミットの設定をやり直してみてください。それでも再発する場合は専門業者へ依頼しましょう。
【三和シャッター】エラーコード一覧と対処法
三和シャッターでは、制御盤に「E01」などの番号が表示されます。代表的なエラーコードは以下の通りです。
| コード | 意味・症状 | 主な原因 | ユーザーができる対処 |
|---|---|---|---|
| E01 | モーター過電流 | モーター負荷・巻き上げが重い | 障害物やレール詰まりを除去し、停止ボタン長押しで解除 |
| E02 | 過トルク検知 | スラット引っ掛かり・異物 | 同上 |
| E03 | モーター過熱 | 長時間連続運転 | 1時間以上休ませてから再操作 |
| E04 | 過負荷・回路保護 | 異常巻き・負荷増 | ゴミ詰まりの掃除、リセット操作 |
| E10 | センサー異常 | 障害物検知・センサー不良 | センサー清掃・電池交換 |
| E12 | エンコーダー異常 | 回転検出機構不良 | 基本は業者依頼(自力対応不可) |
| E20 | ロック検出・CPU異常 | 制御盤基板異常 | 安全のため電源OFFにし、速やかに業者依頼 |
三和シャッターのリセット手順
原因が除去できた場合(ゴミ取り等)、制御盤の「停止」ボタンを3秒以上長押しします。次に電源を一度OFFにしてからONにし、再起動させます(ブレーカーを落として数分後に復帰でも可)。 エラーが消えれば復旧です。繰り返す場合やE12・E20は必ず業者へ連絡してください。
【東洋シャッター】異常表示と解除法
東洋シャッターでは、異常時に赤や黄色のランプ点滅、ブザー鳴動などでトラブルを知らせてくれます。
| 表示・症状 | 意味・原因 | 対応手順 |
|---|---|---|
| 赤ランプ点滅 | モーター・安全装置異常 | 障害物の確認、レール掃除。解除不可なら業者へ |
| 黄色ランプ点灯 | センサー電池切れ・ズレ | センサー電池交換、位置調整 |
| ブザー音長鳴り | 制御盤内部異常・CPU不良 | 業者依頼(基板・配線点検が必要) |
| 「エラー」表示 | 制御盤の通信異常 | 電源OFF/ON。消えなければ業者へ |
東洋シャッターの解除手順
障害物を取り除き、電源を再投入するか、異常解除ボタンを押します。異常が続く場合は安全のため電源をOFFにし、プロへ連絡してください。
【LIXIL】リモコン表示・点滅パターンと対処
LIXILやTOSTEMの電動シャッターは、リモコンの液晶画面や点滅パターンで異常を知らせるタイプが主流です。
| 表示・症状 | 意味・原因 | 対応策 |
|---|---|---|
| 「障害物検知」 | 障害物やごみ検知 | シャッター下の障害物除去、リセット |
| 「リセット必要」 | 内部設定ずれ・誤動作 | 取扱説明書の手順でリセット |
| QRコード表示 | 公式サイトで異常内容検索 | カメラで読み取り、案内に従い対処 |
| 連続点滅 | 電池切れ・通信不良 | リモコン・センサーの電池交換 |
LIXILシャッターのリセット法
停止ボタンを3~5秒長押しして初期化するか、電源を再投入します。QRコードからサポートページへアクセスし、内容が不明な場合は業者へ相談してください。
【三協アルミ】エラー表示のパターンと復旧例
三協アルミのシャッターも、制御盤のランプ点滅や液晶表示で異常を知らせてくれます。
| 表示・症状 | 意味・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 赤ランプ3回点滅 | センサー異常・障害物検知 | 障害物除去・センサー部清掃 |
| 黄色ランプ4回点滅 | 通信エラー・基板不良 | 電源再投入・再設定。ダメなら業者へ |
| 液晶「E01」表示 | モーター過負荷 | レール詰まり等を除去し、停止を長押し |
三協アルミの解除法
コントローラーの停止ボタンを長押しします。エラー内容が不明な場合は取扱説明書やサポート窓口を確認してください。
【YKK AP】エラー・異常の種類と対応策
YKK APのシャッターは、リモコンや本体ランプの点滅で不具合を教えてくれます。
| 表示・症状 | 意味・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| リモコン赤点滅 | センサー異常・電池切れ | センサー電池交換 |
| 液晶「異常」表示 | モーター負荷・通信不良 | 再起動・障害物除去 |
| 緑ランプ点滅 | 通信エラー | 電源再投入 |
YKK APのリセット例
機種によって異なりますが、停止ボタンを約5秒長押しします。電源をOFF/ONし、エラーが消えなければ業者へ連絡してください。
【鈴木シャッター】警告ランプ・エラー例と対処法
業務用として普及している鈴木シャッターでは、異常が起こると制御盤の警告ランプやブザーでお知らせします。
| 表示・症状 | 意味・原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| ランプ赤点灯 | モーター過熱・過負荷 | 冷却後にリセット、障害物除去 |
| 黄色点滅 | センサー不良・電池切れ | センサー部清掃・電池交換 |
| ブザー断続鳴動 | 制御盤内部異常 | 電源をOFFにし、プロに依頼 |
鈴木シャッターのリセット
停止ボタンを長押しします。解除できない場合や再発する場合は、安全のため速やかにプロへ依頼してください。
メーカー共通|ユーザーができる一般的なエラー解除・点検手順
エラーコードや異常ランプが点灯した場合、まずは落ち着いて以下の手順を試してみてください。
エラー発生時の基本行動
- 制御盤・リモコンの異常表示内容をメモする(写真撮影も推奨)。
- シャッター下部やレール周りに障害物やゴミが無いか点検する。
- 電源を一度OFFにしてからONにし、再起動させる(ブレーカーの操作でも可)。
- 制御盤の「停止」「異常解除」ボタンを3~5秒長押しする。
- リモコンやセンサーの電池が切れていないか確認し、交換する。
- 取扱説明書のエラー対処フローチャートを参照する。
- 改善しなければ、安全のため電源をOFFにし、業者へ相談する。
ユーザーがやってはいけないこと
- 異常ランプやエラーを無理に消そうとして何度も強制操作を行う。
- 原因が不明なまま無理に動かしたり、分解したりする。
- 一度エラーが消えたからといって放置し、再発を見過ごす。
エラー解除できない・重大異常の場合は必ず業者依頼を
基本的なリセットや点検で改善しない場合や、以下のような重大な警告が出ている場合は、無理をせず専門業者へ連絡してください。無理な対処や自己流の修理は、重大な故障や事故につながります。
- リセットや電源再投入でもエラーが消えない
- CPU異常、回路異常、基板異常などが表示された
- モーターが過熱している、煙や異臭がする
- 「異常解除できません」などのエラーが続く
- 制御盤やリモコンが全く反応しない
必ず電源をOFFにして安全を確保したうえで、現地点検や無料見積もりを活用してください。



